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2014/06/14

ぼける力


最近自分がぼけてるなぁと感じる瞬間増えてきました。

同じ「ぼけ」でもいくつか意味があるんですね。



1.ぼけつっこみのぼけ(わざと)

2.あの人ぼけぼけだよね(天然)

3.最近ぼけてるなぁ(記憶)

4.ぼけ防止(認知)



囲碁を楽しくするスパイス、そして教える時ぜひ意識してほしいと思うのが、

1のぼけ(わざと)だと気づきました。




囲碁は相手の予想を外しあうゲーム。

「え~そうくるかー。」「あっそうきたかー。」「うそっ!」

これが楽しいんですよね。観てても打ってても、ぼけが多いほど、楽しい気がしませんか?

一流のぼけ 対 一流のぼけ 。一流のぼけ 対 一流のつっこみ。




盤外でも囲碁界にはもっと「ぼけ」必要かもしれません。

楽しいお笑いの世界、ぼける人と言えばすぐ浮かぶ顔あります。

松ちゃん、ウッチャン、太田、岡村・・お笑い界の外でも広く活躍している印象です。

つまりファン層が広い。




盤上で「ぼける力」は教える時に威力を発揮します。

記憶に頼らず自分の頭で考える碁” に自然となるからです。

手を記憶しようとすると、覚えてないことに苛立ちを感じたり、

限界を感じたりします。

しかし「その場で考える力をつけよう」は違ったメッセージになります。

そう、覚えなくていいんだ!




不思議なもので、覚えなくていいよ、と教わると、

結果的に覚えてしまう面あります。

ぼける力は、「その日その1局その1手」の印象を強くします。

9子局黒番。白のかかりにコスミつけ、帽子には肩ついて脱出。

勿論基本は大事。しかし毎回上手が同じでは、

下手の思考停止、暗記偏重を招き進化を停めてしまいます。




何よりいつも同じ打ち方、それでは囲碁の面白さを

十分に引き出していないと思いませんか? 



まずは上手がどんどん「ぼけて」いきましょう。

そして囲碁界の人はもっともっと盤外でも「ぼけて」発信していきましょう。




参考までに席亭の盤上でのぼけ方「天空流」です。

シーズン1・2(5話ずつ)。シーズン3構想中~。

実生活ではぼけまくりですが、

囲碁に関して盤外のぼけがまだまだ足りないので頑張ります。



席亭動画「天空流」:http://www.youtube.com/watch?v=Q33ViAoxaqU


 

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