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2014/06/04

席亭しぼり


生活必需品以外の分野、いわゆる趣味や余暇、嗜好品の中で、

これから一生関係ないだろうな、と思われるものが7割ほどあった。



自分的にはバイクやタバコ、編み物など。友人や家族に強く勧められても、

まずやらないだろうなという分野。これをAグループとしよう。



次に残りの3割を見渡してみて、その7割(つまり全体の2割)が、

「家族の勧めなど強いきっかけ」があればやるかもしれないけど、

その機会が来ることがイメージつかない。

自分的には競馬や競輪、マリンスポーツがそうだ。これをBグループとしよう。



残りは全体の1割。今やってないけど、きっかけがあればやるかもなーと

イメージ出来るもの。自分的にはギターやチェス、ボルダリングなど。

これをCグループとしよう。



この「なくても困らず生活できるもの」は、ABC、

つまり7:2:1に分けられることに気づいた。

この比率、自分に限らず一般的にもそう違わないのではないか。



今まで囲碁を広めたい想いのあまり、ABC関係なく無鉄砲に

玉を撃っていたかもしれない。

自分に対してタバコ会社がどんなキャンペーンを張ろうとも、

どんな美女を使おうとも、目の保養にはなっても心は動かない。



囲碁でもきっと7割の人がAグループ、ファンにはならない層だろう。



しかしこれは囲碁だけの話ではない。

身の回りにある何でもそうかもしれない。悲観する必要はない。

今まで囲碁が難しい(と思われる)から、イメージが固まっているから、

という先入観で、僕らは100人に教えても1年後数人しか生き残らない現状を

片付けてきた。そしてその確率をあげる方法論に悩みもがいてきた。



しかしABを除いてCグループに絞り込んで、普及したらどうだろう。

もう少し元気が出る結果につながるのではないか。

まずはそれがどんな人というところからスタート。

Cだけでも日本に少なくとも500万人、つまりファン層が

倍増する余地があるということ。



囲碁がCグループに入る人。

それは社会人であれば

「サードプレイスを求める人」

「異業種友人を求める人」

「自己の能力アップを目指す人」


ここからさらに絞り込めるだろう。



現役を退いた方であれば「心身の健康に敏感な人」

囲碁Cグループ予備軍だろう。



今まで囲碁の話をするとき、製品説明にならないよう気をつけてきたつもりである。

しかし、○○にもいいですよ、○○という効果もあります、

とてんこ盛りにして、ついついメリットをたくさんアピール、絞ってこなかった。

これからは対象を絞り、効果も絞って訴求していこう。

今までにないレベルで道が開けると思う。早速実行しよう!



名付けて『席亭しぼり』

最後は余計だったかもしれない。


 

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