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2013/11/05

教え上手になろう!(3)

教え上手になるには「相手を知ること」。
では「どうやって」知ったらいいでしょう。

教える相手が初対面の場合、まずはその人との「コミュニケーションパイプ」を通すことを意識しましょう。最初そのパイプはイメージ、砂でつまっています。それが会話や笑い、空気によって徐々に砂がなくなり通っていきます。
長年連れ添った夫婦が会話なく”つーかー”なのは、長い時間かけてそのパイプの通りがよくなってるからなんですね。

囲碁を教えたことのある皆さん、この「パイプを通す」作業なしにいきなり「囲碁ルール説明」に入ったりしてませんか?
パイプの通りが悪いままだと、こちらが発信する全ての信号がそのまま相手に伝わらず、結果相手の心を動かす力も弱まってしまいます。

さてこのパイプを通す作業、短時間でやるにはちょっとしたコツがあります。

◆その人にとってオリジナルな話題を~

どんな話題でもいいです。笑顔で挨拶したあと雑談スタート。そして相手の土俵で話を膨らませます。自分にとって慣れた話題「十八番」でも、少し相手にあわせてオリジナルなものに変えましょう。

話は囲碁に関係なくても大丈夫。「脱線が本線」です。
相手が複数人いる時は、最近話題になってること、天気、近くの店、など何でもOK。
これは、こちらが聞きたい情報を集めるというより、相手に話をしてもらうための作戦です。あっ今日はどんどん話をしていいんだ、という意識を知らぬ間に相手に持ってもらいましょう。これがあとで効果を発揮します。

ではこうしてパイプを通しながら相手の何を知ったらいいのでしょうか。
次回考えてみましょう。

 

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