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囲碁 全般

至福のひととき

2日前、本因坊文裕(井山七冠)が山下九段の挑戦を退け
本因坊七連覇を達成した。

 

京都の寂光寺には7年前、山下本因坊と井山挑戦者が
対局した部屋『本因坊の間』がある。
盤面も当時のままに再現されている。

 

ここの2代目住職は、あの信長・秀吉・家康3人の
囲碁の師匠であった日海(にちかい)、初代本因坊算砂だ。

 

「名人」という言葉は、信長が算砂に対して
「そちはまことの名人なり」と言ったのが起こりだと言われている。

 

現在、33代目住職の大川さんが、この囲碁の聖地を
守っておられる。この5月に訪れた際は、34代目の副住職が
小1時間丁寧にお寺の歴史を説明してくださった。

 

囲碁を仕事にする者にとって至福のひとときだった。



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