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席亭ブログ
旅行記
行き当たりばっかし(1)
週に何度かの散歩や、たまに出かけるぶらり旅を綴ってみたい。
キーワードは「無計画」。
単なる計画ナシではなく、意志をもった、狙った無計画だ。
「無計画をたてる!」といばってはみるが、つれの反応は薄い。
さて先週はひとり下呂温泉に4泊、名古屋、静岡に1泊ずつしてきた。
名目は一応「仕事」だ。ワーケーションなる便利な言葉が出来たのは
好都合だった。
下呂に来たのは初めてだが、草津、有馬とならぶ日本三名泉の一つとは
知らなかった。別府や箱根は怒らないのだろうか。
街中には至るところに足湯がある。温泉博物館もある。
道にはまだところどころ雪が残っていて日陰は凍っている。
自分のトークと同じで、すべらないようにするのが大変だ。
ししなべのランチで身体が温まったので、ちょっと足をのばす。
173段の階段をのぼり「温泉寺(おんせんじ)」に行ってみた。
詳しくは最下部リンク先を参照頂きたいが、全国各所のお寺巡りを
楽しんでいる目から見てもここはユニークだった。
湯薬師如来、通称「湯掛薬師」が鎮座していた。
座った下からこんこんと湯が沸いている。源泉かけ流しの如来だ。
お参りの際、自分の不調の部分にお湯をかけると治るという。
温泉を手ですくい、腰のあたりにかける。腰よりもかじかんだ手が
すぐに喜ぶのを感じた。ふだんの行いから頂く功徳だろうか。
もっと境内を歩いてまわりたかったが、いかんせん、一面凍った雪で
怖くて坂道には入れず残念だった。
ここも当地の名所の一つだろうが、水曜午後2時、階段、道すがら含め
誰にも会わず、湧き出したお湯が落ちる音以外聞こえない、
静かなお参りとなった。
温泉寺(下呂温泉)http://www.onsenji.jp/about/index.html