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席亭ブログ

  • その他

    よいお年を

    この挨拶をする機会が増えてきた。

    次に会うのは新年、という時だけ期間限定で登場する
    この言葉の響きは結構好きだ。

    発する自分も「よし、いい年を迎えるぞ」と気持ちが前向きになる。

    そういえば今年の元旦、実家でのことを思い出した。
    4歳になったばかりの姪っ子を隣家に挨拶に連れていった時、
    彼女は堂々と挨拶をした。

    「よいお年を!」

    そのあとに省略されている言葉まで教わらなかったのだろう。
    思わぬ視点に周囲の顔がほころんだ。

  • シニア

    時報より正確?

    2日連続で87歳のシニア宅を訪れた。

    僕はいつも10分ほど前に到着して、1Fのロビーで時間を調整してから
    彼が住む23階に向かう。

    約束の90秒前に下で部屋番号を押して開錠してもらい
    エレベーターであがるとほぼ丁度の時間に玄関前に到着する。

    今日は僕が到着すると、既に玄関の扉を開けてニコニコしながら
    腕時計を操作する仕草をしていた。

    「根本さんの到着にあわせて時計を調整しようと思ってね。
    時報より正確だからね」

    独特のユーモアだ。信頼されていることが伝わり素直に嬉しい。

    ところで僕は、いつも同じ電車に乗って、駅から歩く速度で
    微調整して来ていることになっている。

    毎回階下で調整しているのはここだけの秘密だ。

  • シニア

    寅さんの役割

    今日は87歳の方と対局のあと、奥様と3人で久しぶりの食事を
    楽しませて頂いた。

    ご夫婦はロシア、ノルウェー、ドイツ、イタリア、イギリスと
    1ヶ月に及ぶ強行スケジュールの出張を終えて帰国したばかりだ。

    海外での思い出話が一段落したあと、ふと日本の女優の話になった。

    「岸恵子って本当にかわいらしくて素敵だったわね」

    昔のことを懐かしく思い出しているようだ。
    ロシアつながりで栗原小巻の話にもなった。

    顔はなんとか浮かぶが僕の世代にはあまり馴染みがない。
    しかし僕には強い味方があった。岸恵子も栗原小巻も
    昔のトップ女優はみんな寅さんのマドンナなのだ。

    ご夫婦は寅さんはあまりご覧になってないようだったが、
    僕にも同じ女優に思い入れがあると話の弾みぐあいが違ってくる。

    40歳差を超えて女優話を共感できる。

    こんな新しい「寅さんの役割」を発見した夜だった。

  • 旅の前

    旅を楽しむスタイルが40代になってかわってきた。

    一言でいえば「旅の前」が大きくなった。
    旅を始めるまえに旅の楽しみの3割を消化している。

    26日から3日間、米原から反時計回りに琵琶湖を車で一周する。

    長浜では寅さん第47作のロケ地を巡りたい。
    既に何度か見返してポイントは確認した。

    中央に浮かぶ竹生島、国宝十一面観音のある向源寺、三井寺や石山寺、
    多賀大社など調べ始めると、どんどん興味が広がっていく。

    知らないところがあるってこんなに楽しいことなんだと気づく。

    まだまだ日本には、そんな場所がたくさん残っている。

  • その他

    41.1度

    恥ずかしながら反省として記しておく。
    先週木曜夜、人生で最も高い体温を記録した。

    電池が切れかかったテルモ体温計のかわりに
    新調したオムロン体温計の最初の検温だった。
    彼もいきなり驚いただろう。

    僕の電池も切れかかっていた。
    火曜夜から5日間、39度を超える高熱が続いた。
    抗生剤を2度注射し、抗生物質を投与し続けて昨晩ようやく下がった。

    ついこの前、今年は体調を崩していないからまずい、
    なんてことをここに書いたのが利いたのだろうか。

    とすると今後は筆も慎重にならざるをえない。

    丁度2年前、同じ腎盂腎炎で同じお医者さんに
    お世話になったので処置が早く助かった。

    4日間、ほとんどまともに食べなかったので
    新年に向けたデトックスは出来た。
    ただこれは今年限りの対策としよう。

    そして、これからは、元気で過ごせる1日1日をもっと大事に、
    もっと大切に、自分と向き合おう。