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席亭ブログ

  • 囲碁 教え方

    教え上手になろう!

    囲碁教えるのは難しい。そう実感している人いませんか。

    息子に孫に奥さんに、友人に恋人に愛人に・・(笑)
    教えるの失敗した人、手を挙げてください。
    はい。たくさんいますね。数えなくても分かります。

    こんなに教えたい人がたくさんいて(おそらく数十万人)
    広まってないものってほかにあるでしょうか。

    だって囲碁はとっつきにくいしイメージが・・。
    最初はいいけどなかなか続けてもらえない。
    ずっと教え続けるのは大変。

    ネガティブな材料は次々に浮かびますね。
    では頭をポジティブに切り替えて、もし自分が教えた人が次々と囲碁ファンになったら・・

    対局仲間が増えて楽しい。
    1囲碁ファンとして囲碁普及に貢献できて嬉しい。
    教えた相手に感謝されて嬉しい。
    教えることに成功、が大きな自信になる。

    いいことづくしですね。^^

    これからこのブログで、どうしたら教え上手になれるか、
    皆さんと一緒に考えていきたいと思います。

    「囲碁を知らず人生を終えてしまうのはもったいない」
    本気でそう思っている席亭でした。

  • 囲碁 全般

    新石音オープン!

    今年8年目を迎える石音。
    はじめてシステムを一新して、今日から第二の創業が
    始まりました。

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    石音は
    「教えたい情熱と上手になりたい熱意が出会う場」です。
    近くに囲碁を打つ場所がない、仲間がいない。
    始めたばかりで教えてくれる人がいない。

    こういう声に本気で向き合い、応えていきます。

    囲碁に魅せられ、勇気を出してこの業界に飛び込んできた若者が、
    多くの囲碁ファンに囲まれ、愛され、大きな働きがいと
    高い報酬を得るような仕組みを創る。

    今こんな夢を持っています。

  • 前回までの3回で、「囲碁を教える事前準備」考えてみました。

    さて次はいよいよルールを教えるんですよね、師匠っ!

    そんな声が聞こえそうですが、

     

    「違います」

     

    せっかく準備をして、相手が「何を求めているか」、つかんだのに

    すぐにルール説明に入ってしまう。これははっきり言って

     

    「もったいない」

     

    ルールではなく、その人ならではの、もっと興味をもってもらえる

    視点はないでしょうか。そうです。興味優先、ルールは2の次です。



    ところで皆さんは、囲碁に興味をもった人に

    「囲碁ってこんなゲームだよ」

    って、何通りぐらいの言い方で説明できますか?

     

    囲碁って黒石と白石つかって陣地をとるゲームです、って

    1通りだけですか!?


    出来れば相手の興味や特徴にあわせて3パターンぐらい用意したいですね。

    次回はどんなパターンがあるか一緒に考えてみましょう。

  • 囲碁を教える際の事前準備、1番目は身だしなみ、

    2番目はコミュニケーションパイプでした。

    さて3番目は「なぜいま目の前に座っているのか把握しよう」です。



    囲碁に限らず「教える」という事の最終目標は一つ、

    「相手のモチベーションを高めること」です。

     

    当然、相手が求めるものが分かってないと、話になりません。

    まずはここまでいいでしょうか。^^

     

    最近囲碁入門者は大きく次の3パターンに分類できます。

     

    1.習い事派

      女性に多いです。このグループの人かどうかをチェックするのは

      簡単です。「ほかに何か趣味でやってますか」と聞いて

      どこか教室にいったことがあるものが2つ、3つあるタイプの人

      はここに入ります。

      このグループの人は「分かる」「上達する」楽しさを求める

      傾向が強いです。

     

    2.交流派

      仲間・異性・家族、といった交流目的で、ツールとしての囲碁に

      魅力を感じて始めようと思う方になります。

      入門からなるべく早い段階で、仲良くなるような仕掛け

     (ペア碁・相談碁・団体戦)を取り入れると効果があります。

     

    3.なんとなく派

      最近「囲碁ガール」という言葉の認知度や露出が高まるにつれて

      このカテゴリーの入門者が増えてきました。

      「友達に誘われて」

      「なんか最近はやっていると聞いたので」

      「雑誌やテレビで見ました」

      興味の度合いは一過性だったり、とりあえず来てみたという程度。

      囲碁普及はこの層を囲碁ファンにできるかどうかに

      かかっています。

      皆さんこの「なんとなく派」に対して、

      「習い事派」と同じアプローチで教えてはいませんか?

    石音ブログ


    この3つのグループに、どのように教えたらいいか、正解はありません。

    教える人それぞれが、自分の頭を使い試行錯誤するしかありません。

     

    但し事前準備を怠り「教えたいことを教える」という姿勢では、

    潜在囲碁ファンをどんどん無くしている結果になります。


    「相手を知って教え方を変える」

    できていますか?

  • 席亭が初対面の方に囲碁を教える時にまず意識するもの。

    それは「コミュニケーションパイプ」です。


    自分以外の全ての人と、このパイプは繋がっています。

    しかし最初は砂でつまっています。一生懸命何かを伝えようとしても、

    それは砂に邪魔されて声も内容も相手にはっきりは届きません。


    夫婦や親友同士が「つーかー」なのは、このパイプ内が

    すっきり綺麗で邪魔するものがないからです。

    この状態だと声や文字で伝達しようとしなくても結構伝わります。

     

    皆さん、囲碁を教える前にこのパイプを通してますか?

     

    短時間で「つーかー」は無理ですが、ある程度は工夫できます。

    笑顔で質問する。その返答から相手の土俵でトークを広げる。

    アイコンタクトする。小物を使って注意をひきつける。

    相手から質問が出始めたらしめたもの。

    どんどん話を膨らませましょう。

     

    『囲碁指導 最初は脱線 それ本線』 (字余り)