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席亭ブログ

  • 皆様

    本年も宜しくお願いします。打ち初めは済まされましたでしょうか。

    石音は明日1月9日(月祝)、東京麹町のダイヤモンド囲碁サロンで

    恒例の石音新年会、開催します。毎年50名近くお集まり頂き

    盛会となります。席亭も楽しみにしている企画です。

     

    さて今年はコラム「囲碁伝道師」として、囲碁を教える、広めるための

    コツをお伝えしていきたいと思います。

     

    「実は大切。笑顔と身だしなみ」

     

    まずは自分が笑顔になって明るい空気を創っていきましょう。

    囲碁を誰かに教えようとしている人、これが苦手な人が多いのではないでしょうか。

    しかしここを乗り越えずして囲碁伝道師への道は開けません。

     

    今あなたに囲碁を教わろうとして目の前に座っている人は、

    これから50年続く(かもしれない)囲碁ライフのスタート地点にいるのです。

    それはその人にとって「祭り」であり「お祝い」なのです。

    明るい笑顔に囲まれてスタートしなければいけないのです。

     

    笑顔は色々な効果をもたらしますが、囲碁を教える時の効果は「質問がしやすくなる」「難しいイメージが和らぐ」「自分も笑顔になる(笑顔の連鎖)」、と色々あります。

     

    あと囲碁を教える時、特に男性が女性に教える時に「いろはの『い』」として気をつけたいのが身だしなみ。

    他の習い事より長時間、近距離で教えるのが囲碁。

    囲碁得意な人ほど無頓着な人が多い気がします。

    伝道師を目指す人は「全力で」気をつけましょう。

     

    例えば・・

    自分にあった香水をいつもより少しだけ多めに右手首に。そうすると

    石を持つ手が伸びたときに。。これも「手筋」の一つかもしれません。

     

    「笑顔と身だしなみ」

    教え方以前の2つですが、スタートを間違えるとあと何をやっても無駄になってしまうので注意が必要です。

  • 囲碁 教え方

    目指せ、囲碁伝道師!②

    囲碁を教える前に必要なこと。

    一つは「コミュニケーションパイプを通そう」

    もう一つは 「どうして囲碁?を知っておこう」

     

    この人はどうして囲碁を教わりたいのだろう。

    (こちらが薦めて教える場合は、「どうして耳を傾けてくれるのだろう」)

    これを把握してから教えるのと、把握せずに一生懸命教え始めるのでは結果が全く違います。

     

    席亭の経験では以下3つ。

    〇習い事派

    ほかにも茶道・華道・書道など「お稽古」の経験があり、その一つとして囲碁も、というケース。目標を設定してある程度出来るようになると離れてしまう人もいます。

     

    〇交流派

    お爺さん、孫、友人、異性との交流ツールとして囲碁をやってみたいというケース。30歳前後の方に多くみられます。上達よりも交流。ゆるーく楽しむ派です。

     

    〇なんとなく派

    友達に薦められて。囲碁がはやっていると聞いたので。一度どんなものか知りたいと思って。→現在この「なんとなく派」が増えています。

    先日の教え方講座の質疑応答ではあと「暇つぶし派」というのもいますよと。仰る通りですね。広義で「なんとなく派」にいれておきましょう。

    囲碁ガール

  • 囲碁 教え方

    目指せ、囲碁伝道師!①

    「囲碁伝道師」

    この言葉を聞いてぱっと浮かぶ人、いますでしょうか。

    最近、表参道の和の習い事レッスンスタジオ『WAnokoto』で

    囲碁を教え始めたのですが、いつも隣で開催の「華道」や「書道」の世界には、その世界を多くの人に広めた「伝道師」がぱっと浮かびます。

    同じ和の文化なのになぜでしょうか。

     

    その答は席亭なりには持っています。

    囲碁は今まで「来てくれれば丁寧に教えますよ」というスタイル。

    他の伝道師が仕掛けた「いま、〇〇が出ていきますよ」というのはほとんどありませんでした。

     

    もう近くに来ている2012年。「いま囲碁が出ていきます!」という年にします。そして囲碁伝道師として名乗りをあげる覚悟です。

    今月目白で開催したIGOFESTIVAL2011。新聞報道の見出し(囲碁よ、まちへ出よう)が少し嬉しかった席亭でした。

  • 囲碁 全般

    自分の頭を使う年に

    「クイズ王」を競う番組がここのところ見なくなって久しい。

    僕が30代を過ごした10年(2000年~2010年)は

    「知ってる」ということの価値が徐々に下がり続けた10年だった。

    巷にニュースは溢れ、どこにいてもすぐに「検索」出来てしまうことと無縁ではないだろう。

    これからの10年を生き抜くためには、「知ってる」「覚えてる」から

    「考える」「頭を使う」にもっとシフトすることが必要だと思う。

     

    昨年末、石音をはじめて5年で培った、自分なりの盤上の理論を

    動画にして配信したところ、予想以上に反響があった。

    「石音席亭の天空流道場」

    きっとこの反響は、僕が自分の頭を使ったものを形にしたからだと思う。

    2011年、もっと自分の頭に汗をかき、自分の頭を使う年にしたい。