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席亭ブログ

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    読売新聞「岡目八目④」

    連載最終回は、旧友に言えなかったことを書きました。

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    読売新聞「岡目八目➂」

    連載3回目は想い出の1局をふりかえりました。

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    読売新聞「岡目八目②」

    連載2回目は「持ち時間」について考えてみました。

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    読売新聞「岡目八目①」

    2020年2月、読売新聞水曜夕刊で4回連載を頂きました。

    サイト運営で気づいたことや思い出の1局を綴りました。

    第1回は石音で生れる囲碁仲間の「輪」についてです。

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    消せない記憶

    うぉぉっ!

    すっとんきょうな声は、扉2枚を通過して
    リビングにいたつれにも届いたらしい。

    何事かと心配された事態は、盤上、それも
    パソコンの画面上で起こっていた。

    昨晩、僕は所属していた商社OB会のトーナメントに出場した。
    自分が運営する囲碁サイト『石音』で毎月1度の開催。
    もう136回も続いている。

    準決勝の相手はS七段80歳。いままで25年間も
    激闘を繰り返してきた碁敵であり、人生の先輩であり、
    同じ囲碁部の仲間でもある。

    この日も僕は、自ら編み出した「天空流」という打ち方を駆使して、
    終盤には勝勢を築いていた。

    あと2、3手で勝利というところで、初心者でも間違えないような
    大ポカが飛び出した。

    うまくいきかけると油断をする、まさに人生の縮図だ。
    これが48年間、どうしても治らない。

    『石音』では打った対局が自動保存される。
    これは席亭の僕でも消去できない。

    そしてとうぶん、記憶も消去できそうにない。

    *顔の見える囲碁サイト 石音
    http://www.ishioto.jp/