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席亭ブログ
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囲碁 教え方
良質なたとえ
今日は今年最初の『上達の約束』だった。
場所は渋谷から神田に移動した。
八重洲にあったいずみ囲碁ジャパンの新店舗だ。新しい女性メンバーが1人増えて5人となりさらに賑やかになった。
僕はメンバーが受講後にも記憶に残る気づきを
1つだけ届けるように毎回心がけている。それには「良質な例え」が有効だ。
今日は、囲碁の陣地の価値が、着手が進むにつれて
刻一刻変化することを、坪単価(土地の値段)で表現してみたら、
思いのほか盛りあがった。囲碁は交互に打って陣地の大きさを競うゲームだから、
相手よりも早く価値の大きな場所に打つことが鍵だ。それをそのまま、価値の大きな場所から順番に打ちましょう、
ではだめだ。メンバーは皆、教わる経験が豊富だから、
どこかで聞いたことがある話には、うなずくことはあっても耳はたたない。
記憶に粘ることもない。良質な例えで表現すること。
教えるときにいつも念頭におきたい。*上達の約束
https://peraichi.com/landing_pages/view/jotatsu-promise-igo -
囲碁 教え方
一番教えたいこと
教えるときに一番教えたいものは何か。
考えたことがあるだろうか。囲碁の場合は、ルール、布石、定石、手筋など、盤上に関する知識や
テクニックはそれこそごまんとある。しかし僕が一番教えたいのはそれではない。
「自信」だ。
とにかく自信を教えたい。
自分が持っているポジティブなエネルギーに気づいてもらう。
教えるときはこれに一番気を配りたい。ここさえクリアできれば、必要な知識やテクニックは覚えも早くなり、
忘れてもそれをネガティブにとらえない心のゆとりが生まれる。しかし「教える=覚えてもらう」の公式に従うと、
人間だから「忘れる」がセットになる。
「忘れる」への恐怖を植え付けてしまい、一番大事な「考える」に
頭が向かなくなる。その結果、上達につながらない。では自信をどう教えるのか。
まず相手を知ることがスタートだ。
そして相手が発する言葉に耳を傾け、
自分が発する言葉もその人向けに選ぶ。その地道な繰り返しにしか答えはない。
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囲碁 教え方
1つの石に2つの意味を
今日は渋谷で囲碁教室『上達の約束』だった。
毎週参加しなくてもいいしネットでもいい。
頻度も参加形式も自由に選べる教室は珍しいかもしれない。
4名の生徒に講師2人が2時間半向き合った。
今日の僕のメインメッセージは
「1つの石に2つの意味をこめよう」
囲碁というゲームは交互に着手して最後に陣地の大きさを競う。
終わるときは盤上にほぼ同数の石が並び、
大きさの違う陣地がそれぞれできる。
石1つ1つの効率を競うゲームといえる。
たとえば相手から攻められたときに
「守るだけを意識して打つ」のと
「守りながら相手への攻めもねらう」
とでは、最後に大きな差となるのだ。
いまこうしてブログを書いていることを一手、1つの石とすれば、
「ただブログを書いて皆さんに読んでもらう」
だけを意識するのと
「将来本を書くための練習」や
「自分の気づきの備忘録」
「アクセス数を増やしてHPのSEO向上」
などいくつも狙いを持つとでは、半年後、1年後に
違いがでるだろう。
今日は繰り返しこのメッセージを発しながら
自分の普段の行動をふりかえるきっかけにもなった。
こうして教えながら、自分が一番「上達」しているのかもしれない。
*囲碁教室の新しいカタチ『上達の約束』
https://peraichi.com/landing_pages/view/jotatsu-promise-igo -
囲碁 教え方
結果にコミットする
番組でライザップを特集していた。
ジムや英会話、料理教室は知っていたが、ジーンズメイトなどの経営に
参画して立て直しに成功しているのは知らなかった。
結果、つまり数字でしか評価しない、評価されない世界は、
厳しいようで事業をやるうえでは当たり前だ。
しかし僕自身含め、囲碁界で意識している人、会社はほとんどない。
開始して1ヶ月が経過した『上達の約束』は、囲碁界ではじめて
受講者に対して結果を「保証」する教室だ。
現在6名に受講していただいている。
教室の質を高める努力をすると同時に、自分たち自身が、
事業として数字にこだわり結果にコミットできているか、
厳しく問いかけ続けなければならないだろう。
*囲碁教室『上達の約束』
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囲碁 教え方
約束は2人でするもの
今月から始めている囲碁教室『上達の約束』に5人目のメンバーが加わった。
13時半渋谷の待ち合わせに、朝7時40分のバスで
茨城県から遠路お越し頂いた。
高校の先生で囲碁部の顧問だという。
しかし囲碁が得意だから顧問になったわけではないそうだ。
僕が成長していくところを見せないと生徒が誰もついてこない、
と熱く語る姿に心をうたれた。
名刺を見ると、名前の横にAIと自分が囲碁を打つ絵が描かれていて、
茶目っ気の向こうに本気度がうかがえる。
これからが本当に楽しみだ。
そして僕らを選んで頂いたことに感謝しかない。
その方には「囲碁を楽しむこと」を約束してもらおう。
僕らは「囲碁が好きになって上達すること」を約束しよう。
約束は2人でするものだから。
*囲碁教室の新しいカタチ『上達の約束』
https://peraichi.com/landing_pages/view/jotatsu-promise-igo