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席亭ブログ

囲碁 教え方

【囲碁伝道師③】 興味の種類・強弱を把握しよう

囲碁を教える際の事前準備、1番目は身だしなみ、

2番目はコミュニケーションパイプでした。

さて3番目は「なぜいま目の前に座っているのか把握しよう」です。



囲碁に限らず「教える」という事の最終目標は一つ、

「相手のモチベーションを高めること」です。

 

当然、相手が求めるものが分かってないと、話になりません。

まずはここまでいいでしょうか。^^

 

最近囲碁入門者は大きく次の3パターンに分類できます。

 

1.習い事派

  女性に多いです。このグループの人かどうかをチェックするのは

  簡単です。「ほかに何か趣味でやってますか」と聞いて

  どこか教室にいったことがあるものが2つ、3つあるタイプの人

  はここに入ります。

  このグループの人は「分かる」「上達する」楽しさを求める

  傾向が強いです。

 

2.交流派

  仲間・異性・家族、といった交流目的で、ツールとしての囲碁に

  魅力を感じて始めようと思う方になります。

  入門からなるべく早い段階で、仲良くなるような仕掛け

 (ペア碁・相談碁・団体戦)を取り入れると効果があります。

 

3.なんとなく派

  最近「囲碁ガール」という言葉の認知度や露出が高まるにつれて

  このカテゴリーの入門者が増えてきました。

  「友達に誘われて」

  「なんか最近はやっていると聞いたので」

  「雑誌やテレビで見ました」

  興味の度合いは一過性だったり、とりあえず来てみたという程度。

  囲碁普及はこの層を囲碁ファンにできるかどうかに

  かかっています。

  皆さんこの「なんとなく派」に対して、

  「習い事派」と同じアプローチで教えてはいませんか?

石音ブログ


この3つのグループに、どのように教えたらいいか、正解はありません。

教える人それぞれが、自分の頭を使い試行錯誤するしかありません。

 

但し事前準備を怠り「教えたいことを教える」という姿勢では、

潜在囲碁ファンをどんどん無くしている結果になります。


「相手を知って教え方を変える」

できていますか?