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イメージ崩壊

「円錐は横から見たら△だが上から見たら〇」

は、視点をどこに置くか、つまり視座によって結果がちがう
例としてよくつかわれる。

世界史では「大航海時代」という前向きな表現で僕らは習ったが、
侵略された側から見たらあれは「大海賊時代」だった。

曹操と西太后。悪役のイメージが強い2人を扱った
NHK-BS番組2つを見た。

番組タイトルから「視座をかえればいい人だった」というものを
予想したが、見事に裏切られた。

まず、なぜ悪役のイメージがついたのか、を徹底的に分析して
事実と違う点を明らかにしていく。
新発見の資料(2009年に発見された曹操の墓や遺骨など)
も真実を裏付ける証拠として登場する。

視座ではなく「イメージを崩して」実像に迫ったのだ。

歴史の真実は視座転換で見えてくる。

僕の頭にこびりついたこんな「イメージ」もいっしょに
この2つの番組は崩してくれた。

*曹操と孔明
https://www.nhk.or.jp/docudocu/program/92351/2351715/index.html

*悪女たちの真実 西太后
https://www.nhk.or.jp/docudocu/program/3872/2676042/index.html