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席亭ブログ

囲碁 教え方, シニア

忘れないように、メモとらないで

87歳のシニアにPC指導をして8年が経つが、最近気がついた。

 

メモをとらせてはいけない。

 

コピーペーストや印刷、メール送信など、基本操作を
何度も何度も繰り返し教えてきた。
その都度しっかりメモをとるのを見て安心した。

 

それは間違いだった。

 

メモをとったことに安心して覚えない。
そもそもメモをとったことを覚えていない。
だから操作がわからないときにメモを見返さない。

 

「忘れるために日記をつける」

 

94歳の作家、外山滋比古氏の至言がある。
だからこういうことになるだろう。

 

「覚えてもらいたいことは、メモをとらせない」

 

いままで何で気がつかなかったのか不思議だ。
教える側が覚えておくべき基本といえる。

 

これももちろん、メモをとらないでおこう。