Blog

席亭ブログ

囲碁 教え方

教え上手になろう!(9)

棋力は関係なし、知ったかぶりでどんどん教えよう!
前回寅さんから教わったことでした。
今日は、教える時に一番注意してほしいこと、言います。

「相手の土俵で教えよう!」

えーな~んだ、そんなことはいつもやってます。
はい、そうですか。では相手が少し変な手を打ったとき、
こんなこと、やってませんか?

 「あっこれはこっちじゃなくて、こっちなんですよ。」

初心者は、自分なりに一生懸命考えて、ドキドキしながら打ってます。
手直しされてしまうと(正解を言われると)、ほとんどのケースでは
あっそうなんですねー。(という顔をして)
分かりましたー。(となってスルーします。)
なぜなら・・

質問したくても、何を質問していいのかわからないな。
せっかく親切で教えてくれてるのに(分からないって言ったら)悪いな。
こんなこと聞いたらバカだと思われるな。

しかし心の中では・・
「えーでも私はこうしたいからここに打ったんだけどなー」
「俺のこの石は、この手はいったいどうなるんだー」
「どうしてこの手じゃだめなんだ」

ではどうすればいいでしょう。
席亭のお薦めする作戦は

○ 笑顔で、「どうしてそこに打ちましたー?」と、まず相手の考えを聞く
○ その返答をうけて、『徹底的にポジティブに!』 まずその手を褒める
○ そして、ほかの選択肢はないか、再度考えてもらう

この3ステップです。
このキャッチボールがしっかり出来れば、
正解をあわてて教える必要はありません。(!)

皆さんは、正解を教えたい気持ち、抑えてますか?

今日のキーワードは『相手の土俵』でした。次回も続きます。

yjimage[4]