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席亭ブログ

2012年8月の席亭ブログ

  • 囲碁を教える際の事前準備、1番目は身だしなみ、

    2番目はコミュニケーションパイプでした。

    さて3番目は「なぜいま目の前に座っているのか把握しよう」です。



    囲碁に限らず「教える」という事の最終目標は一つ、

    「相手のモチベーションを高めること」です。

     

    当然、相手が求めるものが分かってないと、話になりません。

    まずはここまでいいでしょうか。^^

     

    最近囲碁入門者は大きく次の3パターンに分類できます。

     

    1.習い事派

      女性に多いです。このグループの人かどうかをチェックするのは

      簡単です。「ほかに何か趣味でやってますか」と聞いて

      どこか教室にいったことがあるものが2つ、3つあるタイプの人

      はここに入ります。

      このグループの人は「分かる」「上達する」楽しさを求める

      傾向が強いです。

     

    2.交流派

      仲間・異性・家族、といった交流目的で、ツールとしての囲碁に

      魅力を感じて始めようと思う方になります。

      入門からなるべく早い段階で、仲良くなるような仕掛け

     (ペア碁・相談碁・団体戦)を取り入れると効果があります。

     

    3.なんとなく派

      最近「囲碁ガール」という言葉の認知度や露出が高まるにつれて

      このカテゴリーの入門者が増えてきました。

      「友達に誘われて」

      「なんか最近はやっていると聞いたので」

      「雑誌やテレビで見ました」

      興味の度合いは一過性だったり、とりあえず来てみたという程度。

      囲碁普及はこの層を囲碁ファンにできるかどうかに

      かかっています。

      皆さんこの「なんとなく派」に対して、

      「習い事派」と同じアプローチで教えてはいませんか?

    石音ブログ


    この3つのグループに、どのように教えたらいいか、正解はありません。

    教える人それぞれが、自分の頭を使い試行錯誤するしかありません。

     

    但し事前準備を怠り「教えたいことを教える」という姿勢では、

    潜在囲碁ファンをどんどん無くしている結果になります。


    「相手を知って教え方を変える」

    できていますか?