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席亭ブログ

2018年1月の席亭ブログ

  • その他

    伯母さん、ありがとう

    どんな時も明るく味方してくれた。
    47年間、甥としての実感だ。

    一昨日、伯母が亡くなった。
    2ヶ月半が平均の緩和ケア病棟で4ヶ月以上がんばった。
    だが平均寿命まであと干支一周分残っている。早すぎる。

    まんなかの母を含め、たまにおしゃべり三姉妹が揃うと、
    展開が読めない掛け合い漫才が始まった。
    みなが集まる正月やお盆の密かな楽しみだった。

    8月の終わりにお見舞いにいったとき手紙をくれた。
    4枚の便箋にぎっしりと思い出と想いが綴られていた。
    僕は47年間ずっと「あっちゃん」だった。

    伯母は30年前に20歳の娘を交通事故でなくしている。
    親が子を供養する逆縁は世の中で一番つらいとされる。

    今頃あちらで再会しているだろう。
    そう思うとき、少しほっとする自分もいる。

    伯母さん、ありがとう。

  • 囲碁 全般, シニア

    会うのは楽しい

    昨日は13回目の石音新年会で31名が集まった。

    ネットで仕事をしながら毎回思う。
    会うのは楽しい。

    10年以上石音で楽しんでいる常連メンバー5人も、
    みな80代
    になってきているが元気そうだった。

    ふだんネット上で見ている顔写真が10年前のままだから、
    会うと自然と歳月を感じる。
    そして今年もまた会えた喜びがこみあげる。

    言葉にするのが難しいが
    同年代の友人とは会う喜びの質が違う。

    石音を始めてよかったと思う瞬間だ。

  • 囲碁 教え方

    良質なたとえ

    今日は今年最初の『上達の約束』だった。

    場所は渋谷から神田に移動した。
    八重洲にあったいずみ囲碁ジャパンの新店舗だ。

    新しい女性メンバーが1人増えて5人となりさらに賑やかになった。

    僕はメンバーが受講後にも記憶に残る気づきを
    1つだけ届けるように毎回心がけている。

    それには「良質な例え」が有効だ。

    今日は、囲碁の陣地の価値が、着手が進むにつれて
    刻一刻変化することを、坪単価(土地の値段)で表現してみたら、
    思いのほか盛りあがった。

    囲碁は交互に打って陣地の大きさを競うゲームだから、
    相手よりも早く価値の大きな場所に打つことが鍵だ。

    それをそのまま、価値の大きな場所から順番に打ちましょう、
    ではだめだ。

    メンバーは皆、教わる経験が豊富だから、
    どこかで聞いたことがある話には、うなずくことはあっても耳はたたない。
    記憶に粘ることもない。

    良質な例えで表現すること。
    教えるときにいつも念頭におきたい。

    *上達の約束
    https://peraichi.com/landing_pages/view/jotatsu-promise-igo

  • 四半世紀ぶりに会う中高の友人との話は、一瞬で時を駆け巡り、
    そして時を忘れてあちらこちらで花が咲いた。

    予想どおりと言うべきか、ブログに書いたとおりと言うべきか。

    考えていることを話す、というより、
    口から言葉が出てはじめて自分が何を考えているかわかる。

    そんな感じの小気味いいテンポで話がどんどん展開した。

    先月僕が訪問した長瀞の宝登山神社に
    先週彼が初詣に行っていたこと。

    先週僕が旅をした琵琶湖の湖南に
    来週彼は出張で行くこと。

    こんな偶然もあった。

    「昔の仲間はもう増えない」

    あたりまえのことだが、これからも大事にしたい。

    *米沢牛のランチが美味しい和食の店『鈴家』
    http://sakano-dining.com/suzuya/

  • その他

    ブログの力

    このタイトルだとふつうは「ブログの影響力」、
    たとえば、ブログで〇〇が広まったとか、
    □□から嬉しい話がきた、をイメージする。

    筆者もそれを期待したいところだが、残念ながら違う意味の力の話だ。

    このブログを続けて読んでいる方(感謝です!)は記憶にあるだろうか。

    今年はまだ身体を壊していないから心配だ、
    などと生意気をブログに書いたら、翌週見事に壊れてしまった。

    11月は米寿の方に飲みに誘われ、
    12月は誰からも忘年会の誘いが来ないなか、
    唯一5歳の姪っ子からクリスマスに呼ばれたことも
    嬉しさのあまり筆がすべった。

    そのとき、これからきっと88歳と5歳の間からも誘いがあるだろう、
    と希望をこめて結んだのだが…

    なんとそのブログのあと、47歳(88歳と5歳の丁度中間!)の
    高校の同級生からランチの誘いがあったのだ。
    頻繁にあっている友人ではない。27年ぶりだ。

    いったいどんな話になるのか。

    まぁ男子校6年間も一緒に過ごした仲なので、
    四半世紀やそこらまともに話をしてなくても、
    一瞬で昔に戻って話が弾むにちがいない。

    と、ここに書いておけば、明日はそうなるだろう。