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席亭ブログ

2018年9月の席亭ブログ

  • その他, シニア

    しょうてんの風景

    「明の撮影はカメラボタンではなく動画ボタンをおしているのが
    たくさんあったわよ。ピントのあわせかたもいまいちね。
    でも昨日は朝早くからありがとう。お父さんもよろこんでいたわ」

    母からメッセージが届いた。

    僕はもとよりガラケーだ。
    スマホデビューしたての母に、上から目線の絶好機を
    与えてしまったのが少し悔しい。

    焦点はあってなかったかもしれないけど
    笑点にはあえたでしょ。

    こんな返しだと座布団一枚もらえるだろうか。

    昨日、後楽園ホールで『笑点』を3人で観覧した。

    当選倍率50倍を勝ち抜き、当日3時間半前から並んで
    ダッシュしてとったアリーナ席だったが、父をつれて
    ゆっくり入場してきた母が後方でさけぶ。

    「こちらの席のほうがいいわよ」

    たしかにパイプ椅子で平らな前方より、
    やわらかいスタンド席前方のほうが、楽で見やすい。
    おいおい、僕の3時間は何だったんだ。一瞬頭をよぎったが、
    すぐ気持ちをきりかえてガラガラの後方に陣取る。

    普段の放送は半分ぐらいカットされているのがわかった。
    いつもより長い大喜利2本分も、笑っていたらあっという間だった。

    「一生に一度は見る価値があるな」

    帰り際、父らしい感想があった。

    好みの焦点はあっていたようだ。

    20180922-1
    笑点
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    20180922-3

  • その他

    テーマソング

    最近、早朝に1時間ほど歩いている。

    毎朝同じタイミングで同じところを歩くと、
    少しずつ日の出が遅くなっていくのがわかる。

    爽やかな朝の空気に触れて、気分がのってくると
    自然と口笛が出る。こんな曲だ。
    https://www.youtube.com/watch?v=5HVsepZKNso

    この前、はじめて和太鼓グループTAOの演奏を聞いて以来、
    朝のテーマソングになった。

    曲名は「双飛」。

    篠笛の美しいメロディーと力強い和太鼓と一緒に
    飛んでいきたくなる。

    今日も楽しい一日が始まる。

  • その他

    ブログの力Ⅱ

    今年のはじめ、こんなことを書いた。

    「ブログの力」
    http://www.ishioto.jp/blog/%e3%83%96%e3%83%ad%e3%82%b0%e3%81%ae%e5%8a%9b/

    今日ハガキが届いた。
    これは「ブログの力Ⅱ」だ。

    「三度目も正直」と書いたとたん、
    「三度目の正直」となった。

    誰か見てるのだろうか。
    ブログの神様がいるのだろうか。

    いや、書くことで、何かが起きる。
    書かなければ、何も起きていない。
    そんな気もする。

    幸運に感謝しつつ、22日を楽しんでこよう。

    20180911

  • シニア

    三度目も正直

    9月22日に『笑点』の収録が後楽園ホールである。

    2年ほど前から、毎回というわけではなく、思い出した頃に
    観覧応募ハガキを10枚送っている。今回で三度目だ。

    挑戦しているのには理由がある。

    第一に、プレゼントのネタがなくなってきた。
    毎年やってくる父の日や誕生日。弟や妹からのものとも、
    自分があげた過去のものとも、かぶりを避けるのが難しくなってきた。

    第二に、軽く驚かせたい。
    偶然の産物は、自分の意思で買えるものとは違って、
    少し違った色に見えるはずだ。

    第三に、毎週見ている。
    眼が悪くなっている父だが、仮によく見えなくても
    馴染みのあるものであれば、音や雰囲気で楽しめるだろう。

    当選したら収録2週間前までにハガキがくるという。

    どうやら今回も今までと同じ結果になりそうだが、
    あまり力まず出し続けていれば、いつかきっと。

  • その他

    帰るところ

    いよいよ始まった。

    設計図や完成予想図を見ると、家の中も外もシンプルだ。
    お洒落さやモダンさとは無縁の、今風ではない顔つきをしている。

    家相や予算の都合もあったが、それだけではない。

    「これかっこいいな」
    「こんなの素敵ね」

    多くの家やモデルルームを見て憧れはあった。
    一生に一度のことだから、といい聞かせる自分もいた。

    だが、吹き抜け、中庭、勾配天井、格子戸スクリーンに間接照明。
    結局どれも採用しなかった。

    家ってなんだろう。

    自分の家に「帰る」とは言うが、「行く」とは言わない。
    ホテルに「行く」とは言うが、「帰る」とは言わない。

    「帰る」は、ほかに選択肢がない場所のときに使い、
    「行く」は、気分で決めていい場所に使っている。

    そういえば実家は、帰ると言ったり、行くと言ったり。
    家とホテルの中間なのか。

    かっこいいところや素敵なところは、これからも時折「行く」だろう。

    だが今はしっかり、「帰る」ところをつくってもらおう。

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