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席亭ブログ

  • シニア

    よみがえる記憶

    今日は東京商工会議所(東商)の中野支部を訪問した。

     

    これから1年間、毎月開催するセミナー
    『シニアを活かす目のつけどころ』の後援をお願いした。

     

    担当者と話をしながら、ふと思い出した。

     

    今から15年ほど前、僕は大阪商工会議所(大商)に
    毎週のように出向いていた。

     

    大商は当時、全国の商工会議所に先駆けて最大規模の
    ビジネスモールをネット上に持っていた。

     

    僕の会社は、商流をネットに乗せる数少ない実例として
    紙のネット取引市場を運営していたので、大商と提携して近畿圏をまわった。
    最初の1年は出張が30回を越えた。

     

    新しいことをするときは自分ひとりでやろうとせず、
    できるだけ動きまわり、広く仲間を募る。

     

    15年前は「商流をネット上に」で大商からだったが、
    今回は「シニアの力を社会に」で東商中野支部から始まる。

     

    よみがえる記憶が、いま、自分をワクワクさせている。

  • その他

    時のごちそう

    『坐忘』:静坐し現前の世界を忘れる。

     

    一昨日訪れた笛吹川沿いの宿は、仏教用語から素敵な名前をつけていた。
    心地よい和の設えで至福のひとときを楽しんだ。

     

    広いラウンジが素晴らしかったな。
    朝食が美味しかったな。
    いい湯だったな。

     

    いまも余韻が残る。

     

    だがこれらは時とともに薄れていくだろう。
    ほかの宿の記憶に上書きされることもあるだろう。

     

    いっぽう、義理の両親に予想以上に喜んでもらえたことは、
    時とともに記憶が濃くなっていく予感がする。

     

    「時のごちそう」

     

    とはこういうことなのかもしれない。

  • その他

    絵の力

    今日は短時間ながら久しぶりに絵と向き合う時間があった。

     

    山梨の笛吹川温泉に義理の両親と一緒に来ている。
    途中山梨県立美術館に立ち寄った。

     

    ミレーの『種をまく人』

     

    少し薄暗い背景の中で、農夫が種をまいている。
    それだけの絵なのだが、なぜこれが彼の代表作なのか
    少し感じることができた。

     

    収穫という未来に向かう力強さがある。
    未来に向けて種をまいている。
    その絵の前に立っていると、自然と元気になる。

     

    絵の力を感じるひと時を楽しんだ。



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  • その他

    数字好き?

    ねもちゃんさぁ、数字好きだよね~。

     

    昨年京都で久しぶりにあった8歳年下の後輩から言われた。
    数字好きかどうかはわからないが、たしかに毎日数字と親しんでいる。

     

    ぱっといま何時何分かをあてる。
    レジで会計中に金額をあてる。

     

    毎回ゲーム感覚でひとり楽しんでいる。

     

    最近、いままで縁のなかった数字に気をうばわれている。
    ご存じ「坪単価」だ。

     

    建物価格を広さで割った数字で、
    住宅メーカーを横並びで比較する目安ながら、
    定義がバラバラなのが面白い。

     

    広さが屋根のあるところの総面積、つまり延床面積なのか、
    バルコニーなどを含んだ延床面積なのか。
    坪単価にキッチンやお風呂などの設備を含むのか。

     

    各社が自社に有利な部分だけを切り取ってアピールしてくる。
    こちらも真実を見抜く目を持たないと太刀打ちできない。

     

    さらに、同じ広さ、たとえば36㎡に同じ素材も使っていても、
    坪単価がちがう場合がある。その建物が6m×6mか、4m×9mかで
    壁の長さが2m違うからだ。

     

    こんなことをブログに書いているから「数字好き」と言われるのかもしれない。

     

    と、いま気がついた。

  • その他

    プリンの法則

    昨晩は中高の同級生5人が集まり、
    久しぶりに日付がかわっても飲み続ける夜となった。

     

    36年前にスタートした中高6年間は、
    7時間ちかく話続けても少しも退屈しない力をもっていた。

     

    今年48歳を迎える僕らにとって、一緒に過ごした濃い6年と
    別々の42年は、いま丁度良いバランスになっている。

     

    プリンに例えれば、6年がカラメルで42年が黄身の部分。
    まぜて食べるとほかでは味わえない絶妙な味になる。

     

    最近知り合った友人や、20年以上交流が続く会社の元同僚とは違う
    「プリンの法則」を感じる夜だった。