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席亭ブログ

  • シニア

    友達のおうち

    今日は実家で両親や弟家族とも会い賑やかな一日となった。

    弟家族は広島旅行から帰ったばかりだった。
    厳島神社では5歳になったばかりの姪っ子が能舞台を見て

    「明おじさんの友達のおうちといっしょだね」

    と言ったそうでびっくりした。

    一昨日ブログで紹介した住職に西本願寺の重文と国宝の能舞台を
    案内して頂いたのが1年半前で、彼女がまだ3歳のときだ。

    2歳上のお姉さんと2人で能舞台をじっと眺めていたが、
    彼女たちなりにしっかり記憶に残していたのだ。

    なにより30歳離れた住職と僕が、彼女から見て
    「ともだち」だったことが嬉しかった。


    西本願寺

  • シニア

    奈良からの贈り物

    石音歴10年のシニア女性からプレゼントが届いた。

    息子さんが経営するチョコ専門店から
    石音インストラクターと席亭宛てに12箱だ。

    今まで何度もこうして頂戴している。
    石音で楽しんで頂いている気持ちが伝わってきて、
    席亭として毎回嬉しさがこみあげる。

    チョコは「バーマンズチョコレート」という。
    息子さんの造語だそうで、バーテンダーが造ったとても洋酒な生チョコだ。
    バレンタイン前には日本橋三越や新宿小田急でも買えるらしい。

    今日は午後、渋谷で囲碁教室『上達の約束』があった。
    早速メンバー4名と我々講師2名で極上のチョコを頂いた。

    まったくクリスマス色がなかった盤側に
    一瞬華やかな空気と笑顔が広がった。

    *バーマンズチョコレート
    http://www.bar-choco.com/page/1

  • シニア

    時報より正確?

    2日連続で87歳のシニア宅を訪れた。

    僕はいつも10分ほど前に到着して、1Fのロビーで時間を調整してから
    彼が住む23階に向かう。

    約束の90秒前に下で部屋番号を押して開錠してもらい
    エレベーターであがるとほぼ丁度の時間に玄関前に到着する。

    今日は僕が到着すると、既に玄関の扉を開けてニコニコしながら
    腕時計を操作する仕草をしていた。

    「根本さんの到着にあわせて時計を調整しようと思ってね。
    時報より正確だからね」

    独特のユーモアだ。信頼されていることが伝わり素直に嬉しい。

    ところで僕は、いつも同じ電車に乗って、駅から歩く速度で
    微調整して来ていることになっている。

    毎回階下で調整しているのはここだけの秘密だ。

  • シニア

    寅さんの役割

    今日は87歳の方と対局のあと、奥様と3人で久しぶりの食事を
    楽しませて頂いた。

    ご夫婦はロシア、ノルウェー、ドイツ、イタリア、イギリスと
    1ヶ月に及ぶ強行スケジュールの出張を終えて帰国したばかりだ。

    海外での思い出話が一段落したあと、ふと日本の女優の話になった。

    「岸恵子って本当にかわいらしくて素敵だったわね」

    昔のことを懐かしく思い出しているようだ。
    ロシアつながりで栗原小巻の話にもなった。

    顔はなんとか浮かぶが僕の世代にはあまり馴染みがない。
    しかし僕には強い味方があった。岸恵子も栗原小巻も
    昔のトップ女優はみんな寅さんのマドンナなのだ。

    ご夫婦は寅さんはあまりご覧になってないようだったが、
    僕にも同じ女優に思い入れがあると話の弾みぐあいが違ってくる。

    40歳差を超えて女優話を共感できる。

    こんな新しい「寅さんの役割」を発見した夜だった。

  • シニア

    話すことでわかること

    お台場東京ビックサイトで開催中の「産業交流展2017」で
    『名脇役オーディション』の話をした。

    シニアの力を中小企業に活かす。
    そのマッチングをオーディションで行うというものだ。

    ミニステージで5分だけということもあり
    ほとんど何を話すか決めずに登壇した。

    準備をしていないぶん熱が伝わったのか、
    終わったあと2人の方がもう少し詳しく聞きたいときてくれた。

    最近人前で話す機会が少し増えてきて気づいたことがある。
    考えていることを話しているようで、実はその逆も多い。

    「話をすることではじめて自分が何を考えていたかわかる」

    もっともっと話す場がほしい。
    そんな気持ちが日々沸いてくる。


    産業交流展1