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席亭ブログ

  • 囲碁 全般

    ぼける力

    最近自分がぼけてるなぁと感じる瞬間増えてきました。
    同じ「ぼけ」でもいくつか意味があるんですね。

    1.ぼけつっこみのぼけ(わざと)
    2.あの人ぼけぼけだよね(天然)
    3.最近ぼけてるなぁ(記憶)
    4.ぼけ防止(認知)

    囲碁を楽しくするスパイス、そして教える時ぜひ意識してほしいと思うのが、
    1のぼけ(わざと)だと気づきました。

    囲碁は相手の予想を外しあうゲーム。
    「え~そうくるかー。」「あっそうきたかー。」「うそっ!」
    これが楽しいんですよね。観てても打ってても、ぼけが多いほど、楽しい気がしませんか?
    一流のぼけ 対 一流のぼけ 。一流のぼけ 対 一流のつっこみ。

    盤外でも囲碁界にはもっと「ぼけ」必要かもしれません。
    楽しいお笑いの世界、ぼける人と言えばすぐ浮かぶ顔あります。
    松ちゃん、ウッチャン、太田、岡村・・お笑い界の外でも広く活躍している印象です。
    つまりファン層が広い。

    盤上で「ぼける力」は教える時に威力を発揮します。
    記憶に頼らず自分の頭で考える碁” に自然となるからです。
    手を記憶しようとすると、覚えてないことに苛立ちを感じたり、
    限界を感じたりします。
    しかし「その場で考える力をつけよう」は違ったメッセージになります。
    そう、覚えなくていいんだ!

    不思議なもので、覚えなくていいよ、と教わると、
    結果的に覚えてしまう面あります。
    ぼける力は、「その日その1局その1手」の印象を強くします。
    9子局黒番。白のかかりにコスミつけ、帽子には肩ついて脱出。
    勿論基本は大事。しかし毎回上手が同じでは、
    下手の思考停止、暗記偏重を招き進化を停めてしまいます。

    何よりいつも同じ打ち方、それでは囲碁の面白さを
    十分に引き出していないと思いませんか? 

    まずは上手がどんどん「ぼけて」いきましょう。
    そして囲碁界の人はもっともっと盤外でも「ぼけて」発信していきましょう。

    参考までに席亭の盤上でのぼけ方「天空流」です。
    シーズン1・2(5話ずつ)。シーズン3構想中~。
    実生活ではぼけまくりですが、
    囲碁に関して盤外のぼけがまだまだ足りないので頑張ります。

    席亭動画「天空流」:http://www.youtube.com/watch?v=Q33ViAoxaqU

  • 囲碁 全般

    席亭しぼり

    生活必需品以外の分野、いわゆる趣味や余暇、嗜好品の中で、
    これから一生関係ないだろうな、と思われるものが7割ほどあった。

    自分的にはバイクやタバコ、編み物など。友人や家族に強く勧められても、
    まずやらないだろうなという分野。これをAグループとしよう。

    次に残りの3割を見渡してみて、その7割(つまり全体の2割)が、
    「家族の勧めなど強いきっかけ」があればやるかもしれないけど、
    その機会が来ることがイメージつかない。
    自分的には競馬や競輪、マリンスポーツがそうだ。これをBグループとしよう。

    残りは全体の1割。今やってないけど、きっかけがあればやるかもなーと
    イメージ出来るもの。自分的にはギターやチェス、ボルダリングなど。
    これをCグループとしよう。

    この「なくても困らず生活できるもの」は、ABC、
    つまり7:2:1に分けられることに気づいた。
    この比率、自分に限らず一般的にもそう違わないのではないか。

    今まで囲碁を広めたい想いのあまり、ABC関係なく無鉄砲に
    玉を撃っていたかもしれない。
    自分に対してタバコ会社がどんなキャンペーンを張ろうとも、
    どんな美女を使おうとも、目の保養にはなっても心は動かない。

    囲碁でもきっと7割の人がAグループ、ファンにはならない層だろう。

    しかしこれは囲碁だけの話ではない。
    身の回りにある何でもそうかもしれない。悲観する必要はない。
    今まで囲碁が難しい(と思われる)から、イメージが固まっているから、
    という先入観で、僕らは100人に教えても1年後数人しか生き残らない現状を
    片付けてきた。そしてその確率をあげる方法論に悩みもがいてきた。

    しかしABを除いてCグループに絞り込んで、普及したらどうだろう。
    もう少し元気が出る結果につながるのではないか。
    まずはそれがどんな人というところからスタート。
    Cだけでも日本に少なくとも500万人、つまりファン層が
    倍増する余地があるということ。

    囲碁がCグループに入る人。
    それは社会人であれば
    「サードプレイスを求める人」
    「異業種友人を求める人」
    「自己の能力アップを目指す人」

    ここからさらに絞り込めるだろう。

    現役を退いた方であれば「心身の健康に敏感な人」
    囲碁Cグループ予備軍だろう。

    今まで囲碁の話をするとき、製品説明にならないよう気をつけてきたつもりである。
    しかし、○○にもいいですよ、○○という効果もあります、
    とてんこ盛りにして、ついついメリットをたくさんアピール、絞ってこなかった。
    これからは対象を絞り、効果も絞って訴求していこう。
    今までにないレベルで道が開けると思う。早速実行しよう!

    名付けて『席亭しぼり』
    最後は余計だったかもしれない。

  • 囲碁で儲けてる人がいないから囲碁が普及しない、が持論です。
    業界内で妬まれるぐらい成功している人がいない。
    当然ビジネス界から一目置かれる人もいない。

    業界内でプチ成功者が出ると、よし俺も私もとなって
    競争が起きる。業界がアクティブになる。
    囲碁が儲かるとなると、他業界からの視線も熱を帯びてさらに競争激化。
    業界内のサービスレベルがあがって
    囲碁認知度、プレゼンスもあがる、という好循環。

    GOつながりで言えばゴルフも囲碁も、
    スポンサー頼りの構造、メインプレーヤー層は一緒。
    しかし業界内部が全然違う。
    GDO(ゴルフダイジェストオンライン)のような
    業界内のみならずビジネス界からも注目を浴びる企業がある。

    その違いが、どんどん番組が無くなる囲碁、土日の午後は
    どこのチャンネルでものゴルフ、そしてプロの収入格差、
    知名度格差につながっている。石川遼と井山祐太、
    年齢もやってることの凄さも一緒(井山のほうが凄いかも)。
    収入は数倍、知名度は10倍は違う。悔しいの一言。

    1度でも2度でもベクトルが上向きであれば時間がたてば
    大きな結果を産む。現状はわずかだがベクトルが下に向いている。
    その角度を変える起点をつくるには「儲ける」意識を
    持つ
    ことしかないと思う。

    最近このご時世で囲碁のスポンサーを買って出てくださる方がいて、
    感謝しかない。しかし長い目で見てどうか。
    スポンサーは当然企業都合、トップ交代などで長期的な健康は
    保障されない栄養ドリンクのようなもの。
    疲れたからリゲイン飲む、を繰り返しても未来は明るくならない。

    事業で成功した人で囲碁に理解ある方がスポンサーになる
    構造だけではなく、囲碁で成功した人が囲碁に還元する構造を
    創っていくしかない。

    今までこの業界は横断的に知を共有する仕組み、
    協力し合う仕組みがなかった
    ので、僕がこれから作っていく。

  • 囲碁 全般

    囲碁は高尾山!

    今まであまり山に興味もなく、行ったことがあるのは小学校の遠足ぐらい。
    こういう人に質問します。

    もし友達から今度の週末一緒に~と誘われたらどうでしょう。

     1.登山しようよ
     2.トレッキングに行こう
     3.ハイキングしよう
     4.ピクニックに行こう

    さてどの言葉にぴぴっときますか?

    「登山」は頂上を目指し歩いて登るイメージ。
    「トレッキング」は山には行くけど、頂上にはこだわらず横ばいに歩くイメージ。
    「ハイキング」は山にこだわらず自然の中を歩くイメージ。
    「ピクニック」は歩きにもこだわらず食事メインのイメージ。

    答えは人それぞれです。
    実はこの友人が行こうと誘っているのは人気の高尾山!

    そうです。高尾山では登山もトレッキングもハイキングもピクニックもありなんです。

    登山靴履いて自分の足で登っても、
    ヒールでリフト使って舗装道路歩いても
    頂上ではどちらも笑顔。どちらも同じ立派な「高尾山ファン」です。

    囲碁の楽しみ方は人それぞれ。
    囲碁は高尾山!です。

    それほど興味や経験のない人にとっては、誘われても
    「私にできるかな。少し面倒かな」
    がスタートラインです。山も囲碁も一緒。

    登山という言葉はゴール(頂上=棋力アップ)を前提とした、
    ちょっと敷居が高いイメージ。

    「お弁当もってピクニックにいかないかい?」

    こんな言葉で、こんなスタンスで囲碁を誘ってあげてください。
    気づいたら新緑の中、一緒に汗かきながら
    笑顔で登ってますから。

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  • 囲碁 全般

    新石音オープン!

    今年8年目を迎える石音。
    はじめてシステムを一新して、今日から第二の創業が
    始まりました。

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    石音は
    「教えたい情熱と上手になりたい熱意が出会う場」です。
    近くに囲碁を打つ場所がない、仲間がいない。
    始めたばかりで教えてくれる人がいない。

    こういう声に本気で向き合い、応えていきます。

    囲碁に魅せられ、勇気を出してこの業界に飛び込んできた若者が、
    多くの囲碁ファンに囲まれ、愛され、大きな働きがいと
    高い報酬を得るような仕組みを創る。

    今こんな夢を持っています。