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席亭ブログ

  • 囲碁 全般, その他

    ライバル登場

    先日少し触れたが、
    将来自宅で小さな囲碁教室を開くつもりだ。

     

    その名は『自画自賛』。

     

    自分なんてまだまだ、と謙遜がいきすぎて
    自信を持てない人が多いなか、
    自分の碁を自分で褒めちゃうぐらい
    力を抜いて楽しんでほしいと思っている。

     

    最近ライバルを見つけた。

     

    その名は『自家自賛』。

     

    1985年発刊、住友林業の「ちょっと自慢のわが家の実例集」。
    うまいネーミングだ。内容も素晴らしい。

     

    僕はまだ構想段階、しかもひねりがない。
    先方はひねりも32年の歴史もあって、とてもライバルとは言えない。

     

    いや、そんなことはないか。
    こちらも名前のとおり、堂々とライバル視していこう。

     

    ひねりを頂いて『自碁自賛』もいいな。

  • 囲碁 全般, その他

    選んだあと

    持ち時間の制限がある対局で、
    僕はしばしば時間切れギリギリに追いこまれる。
    決断力があるほうだとは思わない。

     

    囲碁でAかBか着手に迷ったときは、2つのことがいえる。

     

    1つは、AとBが浮かんだのが今の実力だ。
    もう1つは、AでもBでも迷っているのだからどちらでもいい。

     

    後者は、迷うのに時間をかけるのではなく、選んだあとに
    時間とパワーをかけて、その決断を輝かせろということだ。

     

    先週僕は人生で一番大きな買い物をした。
    現地を見て30分後に決断した。

     

    これが吉と出るかどうかは、選んだあと、
    つまり今週からの自分にかかっている。

     

    そう思うと責任重大だ。

     

    50年後の自分に対して。

  • 囲碁 全般

    絶滅危惧種

    茨城の高校で囲碁部の顧問をやっている先生に聞いた。

    高校では囲碁が「絶滅危惧種」に指定されていて、
    クラブ活動に潤沢に補助が出るそうだ。
    例えとはいえ、どきっとする言葉だ。

     

    ここ数日、NHKのニュースで囲碁がとりあげられている。
    井山七冠が世界一になるかどうか。
    この注目は、五輪間近で「世界一」という響きの後押しもあるだろうが
    露出が増えるのは喜びたい。

     

    今日の1局は、めったに見れない至極の1局だった。
    世界一を決める3番勝負、最初に負けてあとがない第2局で、
    絶望的な形勢からの大逆転、最少差(半目)勝ち。

     

    囲碁ファンならずとも、しびれる展開だ。

     

    明日第3局の結果がどうなるか。
    金曜朝の「おはよう日本」でも特集されるそうだ。

     

    絶滅危惧種の復活もかかっている。
    井山七冠の健闘を祈る!

  • 囲碁 全般

    適当力

    2月12日(月振休)に市ヶ谷日本棋院で開催する
    『全碁協 菊ちゃんまつり』が迫ってきた。

     

    今日の打合せでも、菊ちゃんこと菊池康郎理事長(88歳)は
    終始笑顔で元気いっぱいだった。

     

    大人が200名を超え、子供は70名を超える。
    インストラクター30名、スタッフもいれると
    300名超の盛大な「まつり」になりそうだ。

     

    僕は運営総監督という立場で、全体の進行を見守る。
    自分で言うのもなんだが、僕は適任だと思う。
    (先日当欄で「自画自賛」を練習すると言ったが…)

     

    それは性格が「適当」だから。

     

    色々と準備が進んでいるが、当日は想定外のことが
    たくさん起きるだろう。そんなとき頼りになるのが「適当力」だ。

     

    まぁなんとかなるさ、

     

    と、いままで多くの囲碁イベントをこの力で乗り切ってきた。

     

    大枠だけおさえて、あとは出たとこ勝負。
    イントネーションが異なる2つの「いい加減」も大切にしている。

     

    今回の「まつり」の目的は、イベントをきちんと運営すること、
    ではなく、みんなが楽しむこと。

     

    当日僕は率先して「適当」になるつもりだ。

     

    *全碁協 菊ちゃんまつり https://zengokyo.jp/archives/3276

  • 囲碁 全般

    13年間、見えなかった

    起業して13年目になる。

     

    友人のデザイナーが開業祝いにつくってくれた石音のロゴは
    かなり気にいっている。

     

    「石」という字は、川のながれ(右上から左下に走るゆるやかな斜めの線)
    のそばにある丸いもの、から生まれたそうだ。

     

    「4000年前に誕生した囲碁と40年前に誕生したネットの融合」
    を意識したロゴは、「石」と「音」の中に黒石と白石も描かれている。

     

    いままで多くの人にこのロゴを褒められた。
    事業をやっているものとして嬉しいことだ。

     

    しかしこの視点はなかった。

     

    「これ顔に見えるね」

     

    『上達の約束』のバナーに載っている石音のロゴを見て
    つれがつぶやいた。

     

    何言ってるんだ、どこがどう顔なんだか…と思ったそのとき、
    13年間見えなかったものが「ぱっ」と目の前に躍り出た。

     

    2つの目の上に形の違う眉がある。

    あーっ顔じゃないか!

     

    昨晩からロゴが顔にしか見えなくなってしまった。



    ishioto