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席亭ブログ

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    つるつる求めて

    もとより温泉好きだが、今年はつるっとした温泉によく出かけた。

    4月に行った山梨の秘境、奈良田温泉『白根館』(PH8.5)は、
    湯船で体勢を維持するのが難しいほどつるつるだった。

    8月には西多摩の日ノ出町にある『つるつる温泉』(PH9.9)、
    10月には山梨の甲斐大和『やまと天目山温泉』(PH10.3)、
    先週末は埼玉の『ときがわ温泉』(PH11.3 日本最高)に行ってきた。

    アルカリ性を示すPHは数値が高いほど「つるっと」するものかと
    思っていたがそう単純でもないそうだ。アルカリ性が高く、かつ
    マグネシウムやカルシウムが低いのがポイントらしい。

    事実、4湯では一番PHの低い白根館がつるつる最高だ。

    そういえば、6月、ハイキング帰りに立ち寄った神奈川の鶴巻温泉は、
    弱アルカリ性ながらカルシウム含有量が世界一!(なんと牛乳なみ)
    らしく、それほどつるっとしていなかった。

    *奈良田温泉白根館 http://www.hikyou.jp/detail.php?shid=30273
    *つるつる温泉 http://www.gws.ne.jp/home/onsen/
    *都幾川温泉 http://www.tokigawa.net/

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    踏切の常識

    踏切で遮断器が降り始めたので渡るのを諦めた。

    間もなく右から電車が来て、通りすぎてから遮断器が開く。
    となるのが僕の中での常識だった。
    ところが…

    今日は遮断器が降りて右から電車が来て、
    それが通り過ぎる前にまた遮断器が開いた。

    「あらっ」と意表をつかれた。

    危ない!という話ではなかった。
    やってきた電車はそのまま右のホームに停車して
    そのあと遮断器が開いたのだ。

    ではなぜ最初に遮断器が降りたのか…。

    その電車は特別だった。
    停車中の車両は先頭車から煙がたちのぼっていた。
    いったん遮断器を下ろさないと、電車が止まる前に電車の前に
    回り込む人がいて危険なのかもしれない。

    僕は今日、秩父鉄道の長瀞駅で人生ではじめてSLに遭遇した。
    しかし、踏切の常識を超えた遮断器の動きに心を奪われた。

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    本棚にも栄養を

    30代の僕の本棚は、恥ずかしながらビジネス本と囲碁本で
    埋め尽くされていた。

    これは明らかに「本棚の栄養不足」だった。

    本棚は自分の脳の外付けハードディスクだ。
    つまり、僕自身の栄養不足でもあった。
    30代の僕は偏食ならぬ偏本だったのだ。

    あれから10年、「偏本」はだいぶ改善された。
    食べ物や健康、紀行文、美術、歴史、エッセイ、小説など
    少しずつ増えてきた。

    そろそろ年末だ。
    今年読んだ本と、読みかけの本、これから読む本、
    優先順位をつけながら入れ替えよう。

    来年は今年よりもさらに滋味に富む
    「かっこいい本棚」を目指そう。

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    もっと伝えたい

    今日は横浜の崎陽軒本店で講演だった。
    専門学校教職員の方々の「永年勤続表彰」の場ということもあり、
    こんな話から始めた。

    ***************
    僕は会社を経営して13年目になるが、
    継続には『動機の経営』が大切だと感じている。

    20代の頃はビジネスの右も左もわからず
    「正しいか正しくないか」で動いていた。

    30代になって社内ベンチャーを立ち上げ、
    そのあと石音を起業したあとは、とにかく
    「儲かるか儲からないか」を考える日が続いた。

    40代になって少し落ち着いたら「好きか嫌いか」に変わった。

    そしてアラフィフの今は4ステージ目、
    「伝えたいかどうか」になっている。

    仕事で一番大切にしたいことが
    「正しいか」「儲かるか」「好きか」「伝えたいか」
    の順番で変わってきたのだ。

    動機が変わっていく自分を認めてあげられたから今がある…。
    **************

    講演後、懇親会の場で何人かから、心に残った部分を教えて頂けた。
    今日はもう少し話す内容をしぼって、ひとつひとつを深堀りしたほうが
    よかった、と自己採点ではまだまだ合格点には達していないが、
    少しでも届いたものがあったのは素直に嬉しい。

    そして「もっと伝えたい」という思いが沸いた。
    4ステージ目の動機がさらに強まった日になった。

    201711

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    講演前夜

    準備がいつもギリギリになるのは、周囲に呆れられているが治らない。

    実は、万全の準備をしないほうが聴衆に敬意を表することになる、
    と思っている。

    それがもし事実としても、自分のものぐさな態度の言い訳に
    使っているだけだ、とこっそり白状しておこう。

    明日は神奈川の専門学校の先生70名の前で
    『目のつけどころの鍛え方』を話す機会を頂いている。

    今年は既に高校生、大学生、ビジネスマン、シニアは経験済だが、
    先生は初めてだ。年代も20代から60代までと幅広く男女半々だという。

    先生達の前で自分が何を話し、何を感じるのか、
    いまから楽しみでワクワクしている。