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席亭ブログ

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    凄ワザ!

    昨日書いた「プロジェクト桜」のシンポジウムでは、
    NHK凄ワザ!で実際に使われたアーチェリーの的が貼ってあった。

    見ると2つ矢の跡がある。

    放送のとおり1投目が9点。
    そのあと全視聴者がドキドキして見守ったに違いない状況の2投目が
    ど真ん中の10点だったことの証拠だ。

    本当のど真ん中から1cmもずれていない。
    風ふく屋外で70m離れたところから射ってこの精度とは、
    素人ながら驚いてしまう。

    この凄ワザを生み出す弓具を、これから本気で開発していく4人の
    町工場社長たちと、パネルディスカッションで語り合った1時間だった。

    201711

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    ものづくりの世界

    「ものづくりはものに思い入れがなければ出来ないですから」

    もう10年以上も前から無くなってしまった
    「純国産アーチェリー弓具」の復活を夢見る社長の言葉だ。

    昨晩のNHK『凄ワザ!』で紹介された弓具を
    先週僕は実際に手に取ってみる機会があった。

    社長とは7月に大手町のセミナーで対談した縁で
    明日船堀で開催されるシンポジウムでモデレータを
    やらせて頂くことになったのだ。

    ふだん接点のない下町の町工場のひとたち。
    そしてものづくりの世界。

    囲碁もシニアも関係ないが、なぜかわくわくしている。

    プロジェクト桜 http://www.prj-sakura.com/

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    好きだが詳しくないもの

    僕はもとより珈琲が好きだが、詳しくはない。

    美味しい珈琲と美味しくない珈琲の違いは、なんとなくわかるが、
    豆の種類や挽きかた、淹れ方にほとんど興味がない。

    すっと頭に入らないからか。
    たとえば豆の呼び名は、国名や地名だったり、山や農園の名前だったり、
    それぞれが組み合わされていたりとばらばらだ。

    「ブレンド」がずっと固有名詞だと思っていたぐらいだから、
    生来のものぐさな態度で接してきたといえるだろう。

    それがこの半年ぐらいで、少しずつ興味が沸くようになってきた。

    その理由は僕の場合「表現」だった。

    珈琲では酸味や苦みといった普通のいい方に加えて、
    「爽やか」「軽やか」「野性味ある」といった形容詞がつく。
    珈琲なのにときに「ナッツのように」「レモンティーのような」
    「花のような甘い香り」とくる。

    ふだん食事していて「爽やかな苦み」などとはいわない。
    しかしあるとき飲んでからメニューに添えられた表現を見て、
    「なるほどな」「うまいこと言うな」と思ったのだ。

    そして次は、出来ることならその言葉を自分で紡ぎたい
    という思いが沸いてきた。

    答えあわせのような、そのむこうにある独自の表現の創造のような。
    いま、そんな楽しみの最中だ。

    「好きで詳しいもの」に生まれ変わる途中なのかもしれない。

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    タイトルの力

    最近、タイトルに惹かれて思わず買ってしまった本が2冊ある。

    『それでいいのか 蕎麦打ち男』 残間里江子著
    『悔しかったら、歳を取れ!』 野田一夫著

    「蕎麦打ち男」は予想どおり面白かった。
    「悔しかったら」は予想に反して今必要なく、文字どおり悔しくなった。

    あらためて「タイトルの力」を体験で学んだことになる。

    僕が一昨年上梓した本『目のつけどころはシニアに学べ』は、
    最初の本ながらよくこのタイトルが降ってきたと感謝している。

    編集者のアドバイスではなく、自分で決めたこのタイトルは、
    練りにねったというより、いくつものアイデアを、幾日も頭に浮かべては
    消す作業を繰り返していたら、ある日突然降ってきたものだ。
    正直言って偶然の産物だ。

    本を読んだ人にはタイトルがいいねと「目のつけどころ」を褒められたり、
    そのあと「目のつけどころ」セミナーを幾度も開催するきっかけにもなった。

    あの経験は、タイトルに対する取組む姿勢を僕に教えてくれた。

    いま新たに産み出そうとしている2つの事業、
    『上達の約束』と『名脇役』。
    どちらもタイトルが気にいっている。

    これは事業をやるうえでとても大事なことだと思う。

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    モデレータ

    来週開催のシンポジウムでモデレータを務めることになった。
    江戸川区の町工場で打ちあわせの午後だった。

    https://communicationba.jp/projectSAKURA/

    なぜカタカナを使うのかはわからないが、
    モデレータとは「盛り上げ司会」だ。

    登壇される方は、話慣れているとは限らない。
    うまく引き出して会場全体を一つの空気にまとめていく
    指揮者でもある。


    パネラーは4人の町工場の社長さんたちで、みなそれぞれ熱い。
    自分が造った器具で日本人メダリストを誕生させる夢を語っていた。

    その夢を会場の聴衆者に届け、心に遺すのが
    11月1日の僕の仕事だ。