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根本席亭ブログ 500人の笑顔を支える、ネット碁席亭日記 囲碁の上達方法やイベント情報など、日々の出来事を発信していきます。


来年の3月に、9回目の『全国高校囲碁OB選手権』

開催することが決まった。




大学のOB大会は色々あるが、高校のOB大会がないことに目をつけて、

僕が2006年に立ち上げた大会だ。


最近は2年に1度のペースで開催している。



この大会は、母校の囲碁部員OBが集まる同窓会とは違う。



高校時代に切磋琢磨したライバル高校同士、あの時を思いだしながら

7人一組、3人一組で闘う団体戦だ。

全国8高校、40名が集まる。




大学生や社会人になって間もない20代の若手から

60代のシニアまでが、母校の看板を背負う。

その日の囲碁サロンは、皆それぞれが高校生に戻る場所となる。



いままで何度も大会継続が危ぶまれたが、なんとか12年間続けてきた。

30年来の囲碁仲間が集う機会は他にはない。



僕は大会幹事としても、母校の監督としても選手としても

この大会を楽しむことができる
お得な立場だ。



これからもゆるく続けていきたい。



社会人になって24年が過ぎようとしているが、

今年は前代未聞の事態と
なっている。



忘年会の予定がない…。



となりの勤め人からは、やはり友達いないのね~と

容赦ない言葉が飛んでくる。



そんなわけないだろ、と軽く受け流す顔の一部が

もしかするとひきつっているかもしれない。




そうか。

たまにはこんな「忘れられない年」
があってもいいかもな。



どんな手を使ってでも、明るく、楽しく、新年を迎えよう。



今日は渋谷で囲碁教室『上達の約束』だった。



毎週参加しなくてもいいしネットでもいい。

頻度も参加形式も自由に選べる教室は珍しいかもしれない。



4名の生徒に講師2人が2時間半向き合った。



今日の僕のメインメッセージは

「1つの石に2つの意味をこめよう」



囲碁というゲームは交互に着手して最後に陣地の大きさを競う。



終わるときは盤上にほぼ同数の石が並び、

大きさの違う陣地がそれぞれできる。

石1つ1つの効率を競うゲームといえる。



たとえば相手から攻められたときに

「守るだけを意識して打つ」の

「守りながら相手への攻めもねらう」

とでは、
最後に大きな差となるのだ。



いまこうしてブログを書いていることを一手、1つの石とすれば、

「ただブログを書いて皆さんに読んでもらう」

だけを意識するのと



「将来本を書くための練習」や

「自分の気づきの備忘録」

「アクセス数を増やしてHPSEO向上」



などいくつも狙いを持つとでは、半年後、1年後に

違いがでるだろう。




今日は繰り返しこのメッセージを発しながら

自分の普段の行動をふりかえるきっかけにもなった。



こうして教えながら、自分が一番「上達」しているのかもしれない。



*囲碁教室の新しいカタチ『上達の約束』

https://peraichi.com/landing_pages/view/jotatsu-promise-igo



自営業の僕にはないが、勤め人のつれあいには賞与がある。



それにあわせて夏と冬、ランチタイムに築地の

『秀徳2号店』に突撃している。




僕らはいつも、腕と人柄に魅かれて名取さんを指名する。

毎回驚きがある。




「はいっ、ブリ大根ね~」

手もとにおかれたブリの鮨の上には大根おろしとカラシが少し。



いままで鮨の上に黄色いカラシが乗っているのを見たことがない。

しかし「ブリ大根」なら
カラシはありだ。



「つぎはサワラいくよ~」

サワラを鮨はもちろん生で食べた記憶もない。



「身が柔らかいからほかでは握りにしないね。

うちのはなんてったって鮮度がいいからね」




年に2回のこの企画、『時すでにおすし』と名付けて楽しみしている。

今日で5回目だが、次は来春、企画外で両親を呼ぼうと思う。



*築地場外 秀徳2号店

 http://www.shu-toku.com/shutoku2



この時期になると僕の心は時折「右斜め上」に向かう。

世界地図で右斜め上。それはアラスカだ。



今夜も世界最長の犬ぞりレース『ユーコンクエスト』

テレビにかじりついて見た。




今頃どんなオーロラが出ているだろうか。

いま何度ぐらいだろうか。

番組を見ながら、映像を勝手に自分の脳内で変換し始める。



こうした想いを持てる場所があるのは

人生において幸せなことだ。



大学三年の2月、初めてアラスカの玄関口アンカレッジを訪れた。

当初1週間ぐらいの予定だったが、アラスカは

そんな簡単に僕を離してはくれなかった。



結局22日間、滞在した。

陸路のない北米最北端の村、バローにまで足を伸ばした。

マイナス35℃の中、凍った北極海の上で寝そべり、

エスキモーに写真を撮ってもらった。



あれから四半世紀が経とうとしているが、想いが衰える気配はない。

四度目のアラスカもそう遠くはないだろう。


CCI20161224


 

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