根本席亭ブログ 500人の笑顔を支える、ネット碁席亭日記 囲碁の上達方法やイベント情報など、日々の出来事を発信していきます。

2019/01/07

正月に教わる


今年の年末年始は、ちょっと「特別」だった。

何が特別かというと、いつもよりすこし「普通」だった。



もっとも「ハレ」の時である正月が、

めずらしく「ケ」に近寄った。



僕の側の家族で集まることもなければ、

どこかに旅行に行くこともなかった。



思えば年末年始に両親が家にいないのもはじめてだ。

グアムクルーズに旅立つ両親を横浜桟橋で見送った。

弟家族もサンディエゴの妹の家に行っていた。



すこし普通に寄った日々を過ごして思う。



間もなく完成する家では、ハレよりもケを大事に

毎日を暮らしたい。



よく考えてみたら、旅に出る両親を見送るのは初めてだ。



風が強めだったが、透き通るような青空で

海のそばは気持ちがよかった。



グアムへの年末年始クルーズ10日間。



目を悪くして以来、行動範囲が狭くなりがちな父も

今日はいつもより心が弾んでいるようだった。




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食欲の秋。

秋は美味しい食材が次々に登場する季節だ。



そのなかで、あまり目立たないが毎年心待ちに

しているものがある。



こんにゃくだ。



えー、こんにゃくに旬があるの?



僕もそう思っていた。



だが6年前、はじめて自分でつくってみてから

秋深まる頃から冬は、こんにゃくの季節になった。




芋は日持ちがしないため、ネットで買うしかない。

昨日、群馬から届いた芋だが、2つで送料ふくめて千円ちょっと。

この2つからふつうの
こんにゃくが20枚はできてしまう。



味噌田楽、煮物も美味しいが、

お薦めは
なんといっても刺身こんにゃく。



歯ごたえも味も、今まで食べていたのは何?

となるのは
まちがいない。



お店の説明にこうあった。



同じフライドポテトでも粉からつくっているものと

芋をあげたものでは味が全然違う。こんにゃくも同じで、

市販されているほとんどが粉
からつくられている…。



手間はかかるがお金はかからず、

つくるのも供するのもイベントになる。



まだつくったことがない方は、ぜひ一度挑戦を。



下仁田ぜいたく庵 https://item.rakuten.co.jp/zeitaku-an/o-51/#o-51




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2018/11/06

大きい秋


辞めて15年以上経つが、社会人をスタートさせた会社への想いは、

想像以上に大きかった。



会社の保養所がたちならぶ那須の山中を散歩していると、

まるで今日、僕をそこで待っていてくれたかのように現れた。



買い手が見つからないまま長いこと放置されているようだ。

建物の前にかけられたチェーンは、ところどころ赤茶色く錆びていた。



周囲は紅葉の盛りで、光の加減で一瞬一瞬、趣がかわる。

朝陽に照らされた葉を裏側から見るのもまた美しい。



人気(ひとけ)のない前の会社の保養所の前で、

ゆっくり
「大きい秋」をかみしめた。




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2018/11/02

十八番


最初「おはこ」と読んで得意技の意味も込めているかと思った。



先日スーパーの味噌棚である札に目がとまった。

その味噌には「人気NO.18」とついていた。



とりあえず棚の味噌を数えてみる。

ざっと30種類ぐらいだ。



買い手の意欲を刺激するにしても、人気が18番目なら平均以下、

不人気ともとれる。

わざわざ表記するとは
何かほかの意味があるに違いない。



そう思いもう一度周囲をチェックする。

左上に「人気NO.16」があった。



うーむ。これは本当にわからないぞ。



こういうものを見つけると、何だか嬉しくなる。



こたえがわからないというのは

僕にとって贅沢の一つなのかもしれない。




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2018/10/20

裏が表に


マンションで部屋が3つあるのに

「2LDK+S(サービスルーム)」となるのはなんでだろうと

ずっと思っていた。




最近理由がわかった。



「部屋」になるには境界線からの距離や、部屋の広さに対する

窓の大きさなどに細かいきまりがあるのだ。



いま家を建てているが和室を通常よりも広くした。

寝室と客間を兼ねるのと、囲碁が打てる掘り炬燵を常設したかった。



だが思わぬ事態となった。広くしたのが災いとなって

境界線との距離を余分にとらないと「部屋」にならない。




しかたがないので「納戸」で申請したところ、

掘り炬燵のある納戸はないでしょう(ごもっとも)

と許可がおりなかった。



こうして家が南に少しずれて建つことになり、

あまり期待していなかった小さな「裏庭」が

文字通りすこし「幅」をきかせることとなった。



ひとつうれしい発見があった。




陽当たりのいい南の庭よりも北の庭のほうが、

部屋からは木々に陽光があたるのがよく見える。



爽やかな秋晴れの今日、

裏が表になりそうな予感を
確かめてきた。




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2018/10/11

未完成でいい


先日、台風の影響で都内に史上3番目の強風が吹いた。

その時旅行で青森にいた僕は気が気でなかった。

前日に棟上げをしたばかりだったからだ。

まだ壁も屋根も出来てなかった。




風速39mの暴風雨に生まれたての骨組みは耐えられただろうか。

養生のブルーシートは飛ばされていないだろうか。



数日後、気持ちのいい秋晴れの中、様子を見に行った。



「台風の翌朝ここにきたとき、最初、この道は行き止まりだったかなと

勘違いしたんですよ」




2軒どなりの家の大木が倒れ通行止めになる騒ぎだったと棟梁は言う。



「9月後半の雨で工事が遅れ気味なのが幸いしました。ほかの現場では

屋根が飛ばされたとか壁が壊れたという話も聞きました」



未完成だから弱いというのは素人考えで、どうやらその逆だったようだ。



そうか。僕もまだまだ未完成でいいんだ。

そう勝手に解釈して、気もちがさらに前向きになった。




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2018/10/07

サルナシ


果物好きの僕にとって、スーパーフルーツの条件は、

とにかく食べやすいことだ。栄養のことはあまり気にしない。



皮を気にせずぱっと口にいれられる苺や葡萄、チェリーが

冷蔵庫にあると、
消費スピードがあがる。



最近、栄養の面からも食べやすさからも、これぞスーパーフルーツ!

と叫びたくなるものに
出会った。



サルナシである。



ご存じだろうか。

本州中部の山に自生するマタタビ科の果物で、

味も見た目も小さなキーウィだ。

しかも皮ごと食べられる。



調べてみると、ビタミンCがレモンの10倍、

βカロチンはキーウィの3倍、さらにビタミンEアボガドの2倍、

なんとすべての果物の中で
100g
あたりの含有量が一番だという。




さっそく実家に1Kほど送った。

市場ではほとんど見かけないためネット通販だ。

ジャムの作り方もメールした。



翌日、母からメッセージが届いた。



 ー サルハシのジャム、今朝もいただきました。



2匹の猿が互いに体をささえあってつくった伝説の橋が「猿橋」。

日本三奇橋の一つで山梨県大月にある。




猿が好んで食べる梨のような果物がサルナシ。



母のおかげで一つ雑学が増えた。




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湯温が42℃と聞いていたが、最初思ったよりも熱く感じた。



見るからに年季のはいった幅広のブナ板が浴底にならんでいる。

少しあいた隙間から時折、ぶくぶくっと湯玉があがる。



両手をひろげ大の字になって薄暗い天井を見上げる。

こんなに高い天井の内湯は記憶にない。

ビル4階の高さに匹敵する
12mの高さまで吹き抜けだ。

壁には上までヒバが貼られている。



ここ青森の蔦温泉旅館は、創業100年の建物をまだ利用している。

源泉が湧きだす泉源そのものが浴槽の「源泉沸き流し」だ。

空気にふれたことのない生まれたての「なま源泉」を楽しめる。



お湯に浸かると、肌のまわりの空気と極上の温泉成分が反応する。

それが人に「熱い」と感じさせるという。

だが慣れてくると
熱さが優しさにかわる。本当はそこまで熱くない。



子供が炭酸を飲んだとき「辛い」と表現するのに似ている。

究極の鮮度をもつお湯は、温度よりも熱く感じる。



いい温泉を見分ける方法を1つ知った。



*蔦温泉旅館 
http://tsutaonsen.com/



「明の撮影はカメラボタンではなく動画ボタンをおしているのが

たくさんあったわよ。ピントのあわせかたもいまいちね。

でも昨日は朝早くからありがとう。お父さんもよろこんでいたわ」



母からメッセージが届いた。



僕はもとよりガラケーだ。

スマホデビューしたての母に、上から目線の絶好機を

与えてしまったのが少し悔しい。




焦点はあってなかったかもしれないけど

笑点にはあえたでしょ。



こんな返しだと座布団一枚もらえるだろうか。



昨日、後楽園ホールで『笑点』を3人で観覧した。



当選倍率50倍を勝ち抜き、当日3時間半前から並んで

ダッシュしてとったアリーナ席だったが、父をつれて

ゆっくり入場してきた母が後方でさけぶ。



「こちらの席のほうがいいわよ」



たしかにパイプ椅子で平らな前方より、

やわらかい
スタンド席前方のほうが、楽で見やすい。

おいおい、僕の3時間は何だったんだ。一瞬頭をよぎったが、

すぐ気持ちをきりかえてガラガラの後方に陣取る。



普段の放送は半分ぐらいカットされているのがわかった。

いつもより長い大喜利2本分も、笑っていたらあっという間だった。



「一生に一度は見る価値があるな」




帰り際、父らしい感想があった。



好みの焦点はあっていたようだ。




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