• ホーム
  •  > 
  • 500人の笑顔を支える、ネット碁席亭日記

根本席亭ブログ 500人の笑顔を支える、ネット碁席亭日記 囲碁の上達方法やイベント情報など、日々の出来事を発信していきます。


起業したばかりの頃、経験豊富なシニアにこんなアドバイスをされた。



成功したければ、打率より打数を気にしよう。



何打席はいったか。これが大事だというシンプルな教えは、

上達を目指す人にもあてはまる。




量をこなさなければ上達できない。



上達には「質より量」。簡単にわかる理屈だ。

だが実際は、上達を目指すときこう考えてしまう。



効率よく上手くなりたい。

失敗したくない。

忘れたくない。



これらのベースにある考え方は、「量より質」だ。

このなんの変哲もない「普通」の考えが、

量を増やせず上達しない原因となっている。



ここに気づけるかどうか。



それは「普通」ではないかもしれない。



100円追加することで一番贅沢を感じられるもの。

皆さんにとっては何だろうか。



僕は長い間「カップラーメン」だった。



100円のカップヌードルから400円近いものまで

色々あるが、100円違うとスープの深みが格段に

違うことに驚く。レトルトだとばかには出来ない。



だが健康を気にするようになって、ここ数年手にすることが

めっきり少なくなった。




代わりに登場したのが「生卵」だ。



1個10円20円のものもあれば、100円を超えるものもある。

味の濃さがまったく違う。




高級卵を入手できたときは、週末の朝、卵がけご飯(TKG)で頂く。

あつあつご飯の上で卵を割り、まぜずにそのまま岩塩を振る。

数秒後、至福の瞬間が訪れる。



今朝は予想以上に「+100円の力」を感じさせる卵だった。



IMG_7568


2018/02/15

理路雑然


明日は2週間前と同じ中野で講演だ。

規模は小さく10名程度の座談会になるだろう。



前回は「よどみなく話すぎる」といわれた。

初めてもらった指摘だがそのとおりだ。



聞く側の感情の起伏を生んでこそ記憶にねばり、

言いたいことも届く。

さらさら~と理路整然と話してはダメなのだ。



気合が空回り気味だった前回の反省を活かし、緩急をつけて、

「いい加減に」「理路雑然」とした
トークを目指そう。



いつものように。



*セミナー『名脇役が生まれる日』

http://ictco.jp/syousai.html?id=294



87歳のシニアにPC指導をして8年が経つが、最近気がついた。



メモをとらせてはいけない。



コピーペーストや印刷、メール送信など、基本操作を

何度も何度も繰り返し教えてきた。

その都度しっかりメモを
とるのを見て安心した。



それは間違いだった。



メモをとったことに安心して覚えない。

そもそもメモをとったことを覚えていない。

だから操作がわからないときにメモを見返さない。



「忘れるために日記をつける」



94歳の作家、外山滋比古氏の至言がある。

だからこういうことになるだろう。




「覚えてもらいたいことは、メモをとらせない」



いままで何で気がつかなかったのか不思議だ。

教える側が覚えておくべき基本といえる。



これももちろん、メモをとらないでおこう。



今日は全碁協、渾身の企画『菊ちゃんまつり』だった。



数多くの大会、企画を運営側で経験しているが、

事前に定員オーバーになってお断りした記憶はない。



今回は280名入る日本棋院市ヶ谷大ホールが満席となった。



勝負にこだわらない「まつり」という企画。

これから全碁協が進む方向が見えた。



今夜は「まつりのあと」の心地よい余韻が残っている。



参加した人の笑顔、スタッフの笑顔、そして帰り際に見た

88歳菊池康郎理事長の笑顔。




素晴らしい1日だった。



*菊ちゃんまつりの様子 
https://zengokyo.jp/archives/3424



Dsc_9749

Dsc_9837[1]


 

PAGE TOP