• ホーム
  •  > 
  • 500人の笑顔を支える、ネット碁席亭日記

根本席亭ブログ 500人の笑顔を支える、ネット碁席亭日記 囲碁の上達方法やイベント情報など、日々の出来事を発信していきます。


どんな時も明るく味方してくれた。

47年間、甥としての実感だ。



一昨日、伯母が亡くなった。

2ヶ月半が平均の緩和ケア病棟で4ヶ月以上がんばった。

だが平均寿命まであと干支一周分残っている。早すぎる。



まんなかの母を含め、たまにおしゃべり三姉妹が揃うと、

展開が読めない掛け合い漫才が始まった。

みなが集まる正月やお盆の密かな楽しみだった。



8月の終わりにお見舞いにいったとき手紙をくれた。

4枚の便箋にぎっしりと思い出と想いが綴られていた。

僕は47年間ずっと「あっちゃん」だった。



伯母は30年前に20歳の娘を交通事故でなくしている。

親が子を供養する逆縁は世の中で一番つらいとされる。



今頃あちらで再会しているだろう。

そう思うとき、少しほっとする自分もいる。



伯母さん、ありがとう。



昨日は13回目の石音新年会で31名が集まった。



ネットで仕事をしながら毎回思う。

会うのは楽しい。



10年以上石音で楽しんでいる常連メンバー5人も、

みな80代
になってきているが元気そうだった。



ふだんネット上で見ている顔写真が10年前のままだから、

会うと自然と歳月を感じる。

そして今年もまた会えた喜びがこみあげる。



言葉にするのが難しいが

同年代の友人とは会う喜びの質が違う。



石音を始めてよかったと思う瞬間だ。



今日は今年最初の『上達の約束』だった。



場所は渋谷から神田に移動した。

八重洲にあったいずみ囲碁ジャパンの新店舗だ。



新しい女性メンバーが1人増えて5人となりさらに賑やかになった。



僕はメンバーが受講後にも記憶に残る気づきを

1つだけ届けるように毎回心がけている。



それには「良質な例え」が有効だ。



今日は、囲碁の陣地の価値が、着手が進むにつれて

刻一刻変化することを、坪単価(土地の値段)で表現してみたら、

思いのほか盛りあがった。




囲碁は交互に打って陣地の大きさを競うゲームだから、

相手よりも早く
価値の大きな場所に打つことが鍵だ。



それをそのまま、価値の大きな場所から順番に打ちましょう、

ではだめだ。




メンバーは皆、教わる経験が豊富だから、

どこかで聞いたことがある話には、うなずくことはあっても耳はたたない。

記憶に粘ることもない。



良質な例えで表現すること。

教えるときにいつも念頭におきたい。



*上達の約束

https://peraichi.com/landing_pages/view/jotatsu-promise-igo



四半世紀ぶりに会う中高の友人との話は、一瞬で時を駆け巡り、

そして時を忘れて
あちらこちらで花が咲いた。



予想どおりと言うべきか、ブログに書いたとおりと言うべきか。



考えていることを話す、というより、

口から言葉が出てはじめて自分が何を考えているかわかる。



そんな感じの小気味いいテンポで話がどんどん展開した。



先月僕が訪問した長瀞の宝登山神社に

先週彼が初詣に行っていたこと。



先週僕が旅をした琵琶湖の湖南に

来週彼は出張で行くこと。



こんな偶然もあった。



「昔の仲間はもう増えない」



あたりまえのことだが、これからも大事にしたい。



*米沢牛のランチが美味しい和食の店『鈴家』

http://sakano-dining.com/suzuya/



このタイトルだとふつうは「ブログの影響力」、

たとえば、ブログで〇〇が広まったとか、

□□から嬉しい話がきた、をイメージする。



筆者もそれを期待したいところだが、残念ながら違う意味の力の話だ。



このブログを続けて読んでいる方(感謝です!)は記憶にあるだろうか。



今年はまだ身体を壊していないから心配だ、

などと生意気を
ブログに書いたら、翌週見事に壊れてしまった。



11月は米寿の方に飲みに誘われ、

12月は誰からも忘年会の誘いが来ないなか、

唯一5歳の姪っ子からクリスマスに呼ばれたことも

嬉しさのあまり筆がすべった。



そのとき、これからきっと88歳と5歳の間からも誘いがあるだろう、

と希望をこめて結んだのだが…



なんとそのブログのあと、47歳(88歳と5歳の丁度中間!)の

高校の同級生からランチの誘いがあったのだ。

頻繁にあっている友人ではない。27年ぶりだ。



いったいどんな話になるのか。



まぁ男子校6年間も一緒に過ごした仲なので、

四半世紀やそこら
まともに話をしてなくても、

一瞬で昔に戻って話が弾むにちがいない。




と、ここに書いておけば、明日はそうなるだろう。


 

PAGE TOP