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根本席亭ブログ 500人の笑顔を支える、ネット碁席亭日記 囲碁の上達方法やイベント情報など、日々の出来事を発信していきます。


僕はもとより珈琲が好きだが、詳しくはない。



美味しい珈琲と美味しくない珈琲の違いは、なんとなくわかるが、

豆の種類や挽きかた、淹れ方にほとんど興味がない。



すっと頭に入らないからか。

たとえば豆の呼び名は、国名や地名だったり、山や農園の名前だったり、

それぞれが組み合わされて
いたりとばらばらだ。



「ブレンド」がずっと固有名詞だと思っていたぐらいだから、

生来のものぐさな態度で接してきたといえるだろう。



それがこの半年ぐらいで、少しずつ興味が沸くようになってきた。



その理由は僕の場合「表現」だった。



珈琲では酸味や苦みといった普通のいい方に加えて、

「爽やか」「軽やか」「野性味ある」といった形容詞がつく。

珈琲なのにときに「ナッツのように」「レモンティーのような」

「花のような甘い香り」とくる。




ふだん食事していて「爽やかな苦み」などとはいわない。

しかしあるとき飲んでからメニューに添えられた表現を見て、

「なるほどな」「うまいこと言うな」と思ったのだ。




そして次は、出来ることならその言葉を自分で紡ぎたい

いう思いが沸いてきた。



答えあわせのような、そのむこうにある独自の表現の創造のような。

いま、そんな楽しみの最中だ。



「好きで詳しいもの」に生まれ変わる途中なのかもしれない。



いま準備中の『名脇役』は、

シニアの「選ばれる喜び」をプロデュースする事業だ。



シニアになると、この喜びを味わう機会が減る。

今まで持っていた「選ばれるはず」という自信は

年月とともに少しずつ、緩やかになくなっていく。



現役時代の長きにわたる「選ばれるための戦い」を経て

いま静かな日々を過ごす。これはこれでいいかもしれない。



しかしその人が持っている経験・知見・技術・人縁といった無形の財産が、

その自信の消失とともに社会から
消えていくのも事実だ。



それら財産は、もっている人自身も

「できれば誰かに伝えて役立たせたい」

と思っているが、なかなかその機会はない。



とにかく「きっかけ」が必要だと思う。

それをこれから僕が創る。



先が見えない今だからこそ先に生まれた人にきけ。



こんな声にしたがって、僕は「シニアに学べ」を標榜している。

先に生まれるで「先生」なので自然だと思う。



僕に「シニアに学べ」を気づかせてくれた人が亡くなって、もう4年半になる。



その「先生」は「先死」でもあった。

そして今でも学びを届け続けてくれている。



最近、タイトルに惹かれて思わず買ってしまった本が2冊ある。



『それでいいのか 蕎麦打ち男』 残間里江子著

『悔しかったら、歳を取れ!』 野田一夫著



「蕎麦打ち男」は予想どおり面白かった。

「悔しかったら」は予想に反して今必要なく、文字どおり悔しくなった。



あらためて「タイトルの力」を体験で学んだことになる。



僕が一昨年上梓した本『目のつけどころはシニアに学べ』は、

最初の本ながらよくこのタイトルが降ってきたと感謝している。




編集者のアドバイスではなく、自分で決めたこのタイトルは、

練りにねったというより、いくつものアイデアを、幾日も頭に浮かべては

消す作業を繰り返していたら、ある日突然
降ってきたものだ。

正直言って偶然の産物だ。




本を読んだ人にはタイトルがいいねと「目のつけどころ」を褒められたり、

そのあと「目のつけどころ」セミナーを
幾度も開催するきっかけにもなった。



あの経験は、タイトルに対する取組む姿勢を僕に教えてくれた。



いま新たに産み出そうとしている2つの事業、

『上達の約束』と『名脇役』。

どちらもタイトルが
気にいっている。



これは事業をやるうえでとても大事なことだと思う。



来週開催のシンポジウムでモデレータを務めることになった。

江戸川区の町工場で
打ちあわせの午後だった。



https://communicationba.jp/projectSAKURA/



なぜカタカナを使うのかはわからないが、

モデレータとは「盛り上げ司会」だ。



登壇される方は、話慣れているとは限らない。

うまく引き出して会場全体を一つの空気にまとめていく

指揮者でもある。




パネラーは4人の町工場の社長さんたちで、みなそれぞれ熱い。

自分が造った器具で日本人メダリストを誕生させる夢を語っていた。



その夢を会場の聴衆者に届け、心に遺すのが

11月1日の僕の仕事だ。


 

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