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根本席亭ブログ 500人の笑顔を支える、ネット碁席亭日記 囲碁の上達方法やイベント情報など、日々の出来事を発信していきます。


うぉぉっ!



すっとんきょうな声は、扉2枚を通過して

リビングにいたつれにも届いたらしい。



何事かと心配された事態は、盤上、それも

パソコンの画面上で起こっていた。



昨晩、僕は所属していた商社OB会のトーナメントに出場した。

自分が運営する囲碁サイト『石音』で
毎月1度の開催。

もう136回も続いている。




準決勝の相手はS七段80歳。いままで25年間も

激闘を繰り返してきた碁敵であり、人生の先輩であり、


同じ囲碁部の仲間でもある。



この日も僕は、自ら編み出した「天空流」という打ち方を駆使して、

終盤には勝勢を築いていた。




あと2、3手で勝利というところで、初心者でも間違えないような

大ポカが飛び出した。




うまくいきかけると油断をする、まさに人生の縮図だ。

これが48年間、どうしても治らない。




『石音』では打った対局が自動保存される。

これは席亭の僕でも消去できない。



そしてとうぶん、記憶も消去できそうにない。



*顔の見える囲碁サイト 石音

 http://www.ishioto.jp/



先日、台風の影響で都内に史上3番目の強風が吹いた。

その時旅行で青森にいた僕は気が気でなかった。

前日に棟上げをしたばかりだったからだ。

まだ壁も屋根も出来てなかった。




風速39mの暴風雨に生まれたての骨組みは耐えられただろうか。

養生のブルーシートは飛ばされていないだろうか。



数日後、気持ちのいい秋晴れの中、様子を見に行った。



「台風の翌朝ここにきたとき、最初、この道は行き止まりだったかなと

勘違いしたんですよ」




2軒どなりの家の大木が倒れ通行止めになる騒ぎだったと棟梁は言う。



「9月後半の雨で工事が遅れ気味なのが幸いしました。ほかの現場では

屋根が飛ばされたとか壁が壊れたという話も聞きました」



未完成だから弱いというのは素人考えで、どうやらその逆だったようだ。



そうか。僕もまだまだ未完成でいいんだ。

そう勝手に解釈して、気もちがさらに前向きになった。




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2018/10/07

サルナシ


果物好きの僕にとって、スーパーフルーツの条件は、

とにかく食べやすいことだ。栄養のことはあまり気にしない。



皮を気にせずぱっと口にいれられる苺や葡萄、チェリーが

冷蔵庫にあると、
消費スピードがあがる。



最近、栄養の面からも食べやすさからも、これぞスーパーフルーツ!

と叫びたくなるものに
出会った。



サルナシである。



ご存じだろうか。

本州中部の山に自生するマタタビ科の果物で、

味も見た目も小さなキーウィだ。

しかも皮ごと食べられる。



調べてみると、ビタミンCがレモンの10倍、

βカロチンはキーウィの3倍、さらにビタミンEアボガドの2倍、

なんとすべての果物の中で
100g
あたりの含有量が一番だという。




さっそく実家に1Kほど送った。

市場ではほとんど見かけないためネット通販だ。

ジャムの作り方もメールした。



翌日、母からメッセージが届いた。



 ー サルハシのジャム、今朝もいただきました。



2匹の猿が互いに体をささえあってつくった伝説の橋が「猿橋」。

日本三奇橋の一つで山梨県大月にある。




猿が好んで食べる梨のような果物がサルナシ。



母のおかげで一つ雑学が増えた。




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湯温が42℃と聞いていたが、最初思ったよりも熱く感じた。



見るからに年季のはいった幅広のブナ板が浴底にならんでいる。

少しあいた隙間から時折、ぶくぶくっと湯玉があがる。



両手をひろげ大の字になって薄暗い天井を見上げる。

こんなに高い天井の内湯は記憶にない。

ビル4階の高さに匹敵する
12mの高さまで吹き抜けだ。

壁には上までヒバが貼られている。



ここ青森の蔦温泉旅館は、創業100年の建物をまだ利用している。

源泉が湧きだす泉源そのものが浴槽の「源泉沸き流し」だ。

空気にふれたことのない生まれたての「なま源泉」を楽しめる。



お湯に浸かると、肌のまわりの空気と極上の温泉成分が反応する。

それが人に「熱い」と感じさせるという。

だが慣れてくると
熱さが優しさにかわる。本当はそこまで熱くない。



子供が炭酸を飲んだとき「辛い」と表現するのに似ている。

究極の鮮度をもつお湯は、温度よりも熱く感じる。



いい温泉を見分ける方法を1つ知った。



*蔦温泉旅館 
http://tsutaonsen.com/



「明の撮影はカメラボタンではなく動画ボタンをおしているのが

たくさんあったわよ。ピントのあわせかたもいまいちね。

でも昨日は朝早くからありがとう。お父さんもよろこんでいたわ」



母からメッセージが届いた。



僕はもとよりガラケーだ。

スマホデビューしたての母に、上から目線の絶好機を

与えてしまったのが少し悔しい。




焦点はあってなかったかもしれないけど

笑点にはあえたでしょ。



こんな返しだと座布団一枚もらえるだろうか。



昨日、後楽園ホールで『笑点』を3人で観覧した。



当選倍率50倍を勝ち抜き、当日3時間半前から並んで

ダッシュしてとったアリーナ席だったが、父をつれて

ゆっくり入場してきた母が後方でさけぶ。



「こちらの席のほうがいいわよ」



たしかにパイプ椅子で平らな前方より、

やわらかい
スタンド席前方のほうが、楽で見やすい。

おいおい、僕の3時間は何だったんだ。一瞬頭をよぎったが、

すぐ気持ちをきりかえてガラガラの後方に陣取る。



普段の放送は半分ぐらいカットされているのがわかった。

いつもより長い大喜利2本分も、笑っていたらあっという間だった。



「一生に一度は見る価値があるな」




帰り際、父らしい感想があった。



好みの焦点はあっていたようだ。




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