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根本席亭ブログ 500人の笑顔を支える、ネット碁席亭日記 囲碁の上達方法やイベント情報など、日々の出来事を発信していきます。


なんとなく気づいていたけど、ようやくはっきりした。

これからは、紙にプリントしたものだけを「写真」と呼ぶことにしよう。



ではネット上のアルバムや、パソコンや携帯にはいっている

膨大な“画像”は何と呼べばいいのか。



あれは、「写真データ」だ。

「いつかプリントするかもしれない、たぶんしない写真」でもいい。

すこし長いか。



ここ数年、めっきり「紙」にすることがなくなった写真を、

ひさしぶりにまとめて1枚紙にしてプレゼントした。



先日実家に帰ったとき、それが額にはいっているのを見つけた。

「これこの前送ってもらった写真だ。こうしてかざっている。ありがとう」



想定外の待遇に、ビックカメラでつくった1枚紙も驚いただろう。

晴れて「写真」となった写真データが、親父の机で輝いていた。



20180615


2018/08/24

遅いわね


あやうく忘れるところだった。20時少し前に電話した。

まだ寝るには少し早いはずだ。



「いよいよ節目の歳に突入したね。おめでとう」



「あら、遅いわね。朝から“グーグルハングアウト”で

3人は連絡してきたわよ」



この夏、妹に手とり足とり教わって、スカイプに続く

もう一つの武器を手にした母は、ちょっと得意げに

その名を口にした。



長めのカタカナを正確に言えたのには驚いた。

先日も焼肉鉄板の新兵器「ザイグルボーイ」を数日間、

「ザイール、ザイール」と連呼していた。




3人とはアメリカに住む妹とその娘たちだ。



Hanaちゃんがね、

『おばあちゃん誕生日おめでとう。75歳に見えない、
35歳に見えるよ』

といってきたのよ。だからね、

『あら
かわいいわね。ありがとう』

と返事しておいたわ」




女性の歳を40も下に言うのは、日米通じてなかなか

お目にかかれないが、それを真に受けるのはさらに珍しい。



今度Hanaに会ったら、そういう時は10歳ぐらい下を言うもんだよと

「日本の常識」を教えておこう。
母の矯正はもう手遅れだが。



うちは昔、夏の最後が「バースデーウィーク」だった。

母の誕生日の5日後が僕でその翌日が妹、と5人家族のうち3人が

1週間に入っている。




昨年の僕の誕生日のことだ。

母から電話はあったのだが、いつものマシンガントークで

自分の近況報告と
僕の健康伺いを済ませたらそのまま電話がきれた。

軽くずっこけた。




翌日妹に指摘されて気づいたのだろう。

2日続けて電話があった。



「あらあなた、昨日誕生日だったのね。おめでとう」



そんな1年前のことを1mmも覚えていない母は、今年、

「当日」に電話した僕に第一声、「遅いわね」と言った。




来年の夏の終わりがまた楽しみだ。



これから建てる家のカーテンを検討中だ。



電動シャッターをつけるので一瞬いらないかと思ったが、

ある広告文に目がとまった。




「風が見える」



そうだった、そうだった。

光と視線をさえぎる。もう一つ、大事な役割を忘れていた。



そういえば最近見なくなった風鈴だとこうなるか。



「風が聞こえる」



欲張りな僕は、風を見たい。

そして、風を聞きたい。




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ネット碁の席亭を13年もやっていると色々なメンバーと出会う。



みんな「もっと、はやく、上達したい」のかと思いきや、

こんな人も結構いる。




「なるべくゆっくり上達したい」



教えることを仕事にしていると、ついうっかりしてしまう視点だ。



一度上達してしまうと、下手な自分には戻れない。

上達する喜びを味わうのは、上級者になるにつれ難しくなる。



初心者がジューシーなりんごとすれば、

上級者は果汁がほとんど出ない芯だけだ。



初心者には楽しむ余地がたくさん残っている。



メンバーの数だけある「上達の風景」にあわせて

絵具やキャンバスを用意したい。



ここ数年、人間ドックで身長を測るときに

あごをひくのをやめた。



数ミリとはいえ、少しずつ縮んでいるのを

ごまかそうという魂胆だ。



そういう「小さい」自分は、恒例の背比べのときにも

自然と出てしまう。




アメリカのサンディエゴからくる17歳の姪は

既に173cmを超えた。



すまし顔でバレリーナのごとく爪先立つと

さすがの(なにが「さすが」かわからないが)

アンクル明もあぶない。



こっそり僕も、と背伸びしたところ、

「おじさん、だめー」

と5歳の姪に見つかった。




なんで僕だけ?



小さい自分が、さらに小さくなった瞬間だった。




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