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根本席亭ブログ 500人の笑顔を支える、ネット碁席亭日記 囲碁の上達方法やイベント情報など、日々の出来事を発信していきます。


食欲の秋。

秋は美味しい食材が次々に登場する季節だ。



そのなかで、あまり目立たないが毎年心待ちに

しているものがある。



こんにゃくだ。



えー、こんにゃくに旬があるの?



僕もそう思っていた。



だが6年前、はじめて自分でつくってみてから

秋深まる頃から冬は、こんにゃくの季節になった。




芋は日持ちがしないため、ネットで買うしかない。

昨日、群馬から届いた芋だが、2つで送料ふくめて千円ちょっと。

この2つからふつうの
こんにゃくが20枚はできてしまう。



味噌田楽、煮物も美味しいが、

お薦めは
なんといっても刺身こんにゃく。



歯ごたえも味も、今まで食べていたのは何?

となるのは
まちがいない。



お店の説明にこうあった。



同じフライドポテトでも粉からつくっているものと

芋をあげたものでは味が全然違う。こんにゃくも同じで、

市販されているほとんどが粉
からつくられている…。



手間はかかるがお金はかからず、

つくるのも供するのもイベントになる。



まだつくったことがない方は、ぜひ一度挑戦を。



下仁田ぜいたく庵 https://item.rakuten.co.jp/zeitaku-an/o-51/#o-51




20181120


2018/11/06

大きい秋


辞めて15年以上経つが、社会人をスタートさせた会社への想いは、

想像以上に大きかった。



会社の保養所がたちならぶ那須の山中を散歩していると、

まるで今日、僕をそこで待っていてくれたかのように現れた。



買い手が見つからないまま長いこと放置されているようだ。

建物の前にかけられたチェーンは、ところどころ赤茶色く錆びていた。



周囲は紅葉の盛りで、光の加減で一瞬一瞬、趣がかわる。

朝陽に照らされた葉を裏側から見るのもまた美しい。



人気(ひとけ)のない前の会社の保養所の前で、

ゆっくり
「大きい秋」をかみしめた。




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2018/11/02

十八番


最初「おはこ」と読んで得意技の意味も込めているかと思った。



先日スーパーの味噌棚である札に目がとまった。

その味噌には「人気NO.18」とついていた。



とりあえず棚の味噌を数えてみる。

ざっと30種類ぐらいだ。



買い手の意欲を刺激するにしても、人気が18番目なら平均以下、

不人気ともとれる。

わざわざ表記するとは
何かほかの意味があるに違いない。



そう思いもう一度周囲をチェックする。

左上に「人気NO.16」があった。



うーむ。これは本当にわからないぞ。



こういうものを見つけると、何だか嬉しくなる。



こたえがわからないというのは

僕にとって贅沢の一つなのかもしれない。




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2018/10/20

裏が表に


マンションで部屋が3つあるのに

「2LDK+S(サービスルーム)」となるのはなんでだろうと

ずっと思っていた。




最近理由がわかった。



「部屋」になるには境界線からの距離や、部屋の広さに対する

窓の大きさなどに細かいきまりがあるのだ。



いま家を建てているが和室を通常よりも広くした。

寝室と客間を兼ねるのと、囲碁が打てる掘り炬燵を常設したかった。



だが思わぬ事態となった。広くしたのが災いとなって

境界線との距離を余分にとらないと「部屋」にならない。




しかたがないので「納戸」で申請したところ、

掘り炬燵のある納戸はないでしょう(ごもっとも)

と許可がおりなかった。



こうして家が南に少しずれて建つことになり、

あまり期待していなかった小さな「裏庭」が

文字通りすこし「幅」をきかせることとなった。



ひとつうれしい発見があった。




陽当たりのいい南の庭よりも北の庭のほうが、

部屋からは木々に陽光があたるのがよく見える。



爽やかな秋晴れの今日、

裏が表になりそうな予感を
確かめてきた。




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うぉぉっ!



すっとんきょうな声は、扉2枚を通過して

リビングにいたつれにも届いたらしい。



何事かと心配された事態は、盤上、それも

パソコンの画面上で起こっていた。



昨晩、僕は所属していた商社OB会のトーナメントに出場した。

自分が運営する囲碁サイト『石音』で
毎月1度の開催。

もう136回も続いている。




準決勝の相手はS七段80歳。いままで25年間も

激闘を繰り返してきた碁敵であり、人生の先輩であり、


同じ囲碁部の仲間でもある。



この日も僕は、自ら編み出した「天空流」という打ち方を駆使して、

終盤には勝勢を築いていた。




あと2、3手で勝利というところで、初心者でも間違えないような

大ポカが飛び出した。




うまくいきかけると油断をする、まさに人生の縮図だ。

これが48年間、どうしても治らない。




『石音』では打った対局が自動保存される。

これは席亭の僕でも消去できない。



そしてとうぶん、記憶も消去できそうにない。



*顔の見える囲碁サイト 石音

 http://www.ishioto.jp/


 

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